るろうに剣心:「るろうに剣心祭」 斉藤壮馬、高橋李依ら声優陣が“野球”朗読劇 和月伸宏が明かす剣心と薫の関係

「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のイベント「るろうに剣心祭 京都動乱開幕戦」の様子
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「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のイベント「るろうに剣心祭 京都動乱開幕戦」の様子

 和月伸宏さんの人気マンガが原作の新作テレビアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のイベント「るろうに剣心祭 京都動乱開幕戦」が、立川ステージガーデン(東京都立川市)で7月7日に開催され、緋村剣心役の斉藤壮馬さん、神谷薫役の高橋李依さんら声優陣が登場した。声優陣が野球をテーマにした朗読劇「あすとろ剣心 明治頓痴気野球譚」を披露し、イベントを盛り上げた。

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 イベントには、斉藤さん、高橋さんのほか、明神弥彦役の小市眞琴さん、相楽左之助役の八代拓さん、高荷恵役の大西沙織さんも登壇。第2期「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」に登場する巻町操役の山根綺さんもサプライズで登場した。

 「るろ剣 後日譚(たん)」と題し、声優陣が第1期を振り返った。第3話で弥彦が「強くなりたい」と願うシーンが紹介されると、小市さんは「私にとって忘れてはいけないシーン」と語った。大西さんも「剣心組の男3人のバランスがすごい好きで。剣心、弥彦、左之助が並んだ時に、これから頑張る弥彦の姿に心打たれますし、三者三様な気持ちを持っていて、いいなと思う」と話した。

 第18、19話の左之助と津南の掛け合いシーンを選んだ八代さんが、津南の目が印象的だったと明かすと、山本秀世監督からの手紙が紹介され、「行燈の光を瞳に反射させて、心の中で燃える揺るがぬ意志とか、怨念(おんねん)とか、そういったものが表現できればいいなと思ってました」と制作秘話が明かされた。左之助と津南の言い争いのシーンを選んだ斉藤さんは「魂を震わせて、全力で相手にぶつかる演技ができる声優が、こんなに近くに、同世代にいるんだと感じて。思わず嫉妬してしまうくらい、心が震えたシーンでした」と熱い思いを語った。斎藤一役の日野聡さんのコメント映像も紹介され、日野さんは剣心対斎藤一の戦闘シーンについて思いを語った。

 イベントでは、剣心役のキャスティングは、スタッフ満場一致で斉藤さんに決定したという裏話も明かされ、斉藤さん「幸せすぎる!」と大興奮。原作の和月さんも手紙を寄せ、「剣心と薫は男女の恋愛というよりは、ゆっくりと深まっていく人の絆という感覚で描いていました。そしたらキャラクターたちが勝手に動き出してこうなった、という感じです」と剣心と薫の関係について明かされた。

 終盤では、第2期の新たなPVが会場で公開され、初めて映像を見たという声優陣も胸を高鳴らせている様子だった。

 「るろうに剣心」は、1994~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された人気マンガ。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心が明治維新後、不殺を誓った流浪人として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いた。新章の「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-」が、2017年から月刊マンガ誌「ジャンプSQ.(スクエア)」(同)で連載中。1996年に初めてテレビアニメ化され、1997年に劇場版が公開された。1999年以降、3作のOVAが制作された。俳優の佐藤健さん主演で実写映画化されたことも話題になった。

 新作アニメは原作者の和月さんがキャラクターデザインやシナリオなど全編にわたり完全監修し、原作を第1話から再構築する。第1期が2023年7~12月に放送された。

 第2期は、舞台を東京から京都へ移し、剣心が志々雄真実と対峙(たいじ)する苦難の道を歩む。10月からフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで放送される。連続2クール放送。

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