ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが東京大大学院に合格したことが明らかになった。2025年4月からニッポン放送の業務と並行しながら、情報学環・学際情報学府社会情報学コースに、大学院生としてキャンパスに通う。
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同コースでは、メディアやコミュニケーションに関わる社会現象・文化現象、情報社会における諸問題を社会情報という視点から学際的に分析する。フィールド研究や現代社会論を専門とする開沼博准教授の研究室で、修士(社会情報学)の学位の授与を目指し、研究に励む。同研究室には、アニメ「邪神ちゃんドロップキック」の宣伝プロデューサーの栁瀬一樹さんも所属している。
吉田アナは「社会人になって25年を超えようとしていますが、その間に貴重な体験を数多くさせていただき、世の中に対して見えてきたものがある一方で、疑問に感じることはさらに増えてきたように思います。昨今言われる『学び直し』『リスキリング』に当たるのかもしれませんが、ほかの方よりも踏み込んで体験してきた『推し活』と『ウェルビーイング』について、ももいろクローバーZとそのファン、モノノフを対象に、東京大学大学院で、学び、研究させていただきたいと思っています。しゃべり手として、リスナーに有益な知識や経験を、身につけてきたいと思っています!」とコメントを寄せている。
吉田アナは1975年、東京都生まれ。慶應義塾大卒業後、1999年にニッポン放送入社。2012年に第49回ギャラクシー賞でDJパーソナリティ賞を受賞するなど、同局の名物アナとして知られている。マンガ、アニメ、アイドル、デジタル関係に精通し、 年間100本以上のイベント司会や、2008年から始まった「マンガ大賞」の発起人・実行委員を務めるなど、ラジオやアナウンサーの枠にとどまらない活動を行っている。
共著を含め13冊の書籍を刊行し、ジャンルはコミュニケーション、メディア論、アドラー心理学、フロー理論、ウェルビーイングなど多岐にわたる。著書の「なぜ、この人と話をすると楽になるのか」(太田出版)が国内で13万5000部、タイで3万部を突破するベストセラーになった。
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