NHKの人気コント番組「LIFE!」スタッフが手がけるコメディードラマ「事件は、その周りで起きている」の新作で主演を務める小芝風花さん。前作から今作までの2年の間にも多くの作品で経験を積み、来年は初となる大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」も控えるなど、その活躍はとどまるところを知らない。現在27歳。20代後半にも差し掛かり、「今後はダークよりの役を。陰と陽だったら、陽の役が多かったので、陰な役がやりたいです」と話す小芝さんに“今の思い”を聞いた。
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ドラマは、刑事ものながら事件を一切解決せず、事件の周辺で起こる刑事たちのトラブルにスポットを当てたコメディー作。1話15分で、前作は2022年8月に放送された。
前作から今作まで、9月28日に最終話が放送された「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」(日本テレビ系)を含めると、五つのドラマに主演と、忙しい日々を送ってきた小芝さんだが「1日の中で何も考えない時間を作るようにはしています」と処世術を明かす。
「台本であるとか、覚えなくてはいけないことはあるのですが、お風呂の時間だけは何もしないと決めていて。その中で音楽を聴いたり、動画を流してみたり、まったくお仕事のことを考えない時間を大事にしています。そうじゃないと、寝るまで、せりふの確認とか、脳みそを働かせっぱなしになるので。どうしても息抜きがしたくなるから、オフの時間を自分の中できっちり作るようにしています」
そのほかプライベートでは、4月に27歳の誕生日を迎えた。小芝さんは「『20代前半かと思っていた』というコメントをいただきました」と笑う。
「どうしても年齢より下に見られることが多くて。役柄的にも、若く見える役が多いというのもあるのでしょうけど、だからもう少し、ズシッとした重い作品、役もやれるようにはしたいなっていうのは自分の中ではあります。いつまでも『元気いっぱいで、明るい!』というイメージがあるので、役を通してでも、年相応というか、落ち着きだったり、“重さ”だったりを出していけたら」
そんな小芝さんは今後について「陰と陽だったら、陽の役が多かったので、陰な役がやりたいですね」と話す。
「ずっと言っているのですが、いっこうにチャンスがなくて(笑い)。悪い役とか演じてみたいんです。だから、いつか出会えたららいいなって思っています」
忙しく、充実した毎日を過ごす一方で「正直、今、何か新しく始める余裕がない」というのも悩みの一つ。
「だから、とりあえず健康にだけは気を付けようと。どうしても生活が不規則になってしまうので、適度に運動したりとか。健康でいないとお仕事できないですし、周りに心配かけてしまうから、健康に気を付けながら、目の前のお仕事を精いっぱい取り組みたいなって。何か新しいことをっていうよりかは、今を一生懸命頑張ろうと思っています」
「事件は、その周りで起きている」シリーズ2は、9月30日~10月3日午後10時45分にNHK総合で放送される。
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