World Maker:「ジャンプ+」アプリのマンガネームコンテスト結果発表 大賞「ティアドループ」 三輪ヨシユキ作画で掲載

「ジャンプ+ワールドメーカーコンテスト2」で大賞に選ばれた高遠早さんの「ティアドループ」
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「ジャンプ+ワールドメーカーコンテスト2」で大賞に選ばれた高遠早さんの「ティアドループ」

 集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」編集部によるアプリ「World Maker」のマンガのネームを募集するコンテスト「ジャンプ+ワールドメーカーコンテスト2」の最終選考結果が発表され、高遠早(たかとおそう)さんの「ティアドループ」が大賞に選ばれたことが分かった。大賞作品は、「終局エンゲージ」などの三輪ヨシユキさんによる作画で「少年ジャンプ+」に掲載され、50万円の賞金が贈られる。

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 World Makerは、マンガのネームや、アニメ、映画など映像コンテンツのコンテを作成できるアプリ。コンテストは、2023年に続き2回目の開催で、同アプリで制作したマンガのネームを募集した。7月に募集を開始し、一次選考、二次選考を経てファイナリスト作品として選ばれた13作品の中から、大賞として「ティアドループ」、佳作として鴨居かふさんの「ゆらゆら揺らるる」、夏山飴さんの「火遁と鼻毛」が選ばれた。

 大賞受賞者の高遠早さんは「三輪ヨシユキ先生が作画をご担当された『終極エンゲージ』は、ジャンプ+連載当時に一読者として楽しんでおりましたが、まさか自分の考えたお話を作画していただける日がくるとは思ってもいませんでした。大変光栄ですし、本当にうれしいです。World Makerは小まめにアップデートが実施されており、応募作の制作時は追加された機能や素材に随分と助けてもらいました。頭の中に物語が眠っている方はぜひ使ってみてください」とコメントを寄せている。

 三輪さんは「今回、初めて審査員をさせていただき大変楽しませていただきました! 作画でしかマンガが描けない私にとって、応募作品はどれも面白く、お話が作れるのっていいなぁと思いました。きれいにまとまった作品が多かったな、という印象だったので、もっと
もっと粗削りで突き抜けた作品も見てみたかったです」と話している。

 「少年ジャンプ+」の中路靖二郎編集長は「最終候補作品には少し変わった切り口で描かれた企画や、丁寧に紡がれた感情を動かす物語、魅力的なキャラクターがそれぞれいきいきと描かれていました。たとえ自分で絵が描けなくとも自分の中に表現したいものがあればWorld Makerというツールを使って形にすることができるということが審査する立場としても新鮮な驚きでした。自分に創作なんて無理と思っていたとしても、少しでも創作に興味がある方は、ぜひ後に続いて飛び込んできてほしいです。World Makerで自分も知らない自分の才能に出会えるかもしれません。これからも、まだ見ぬ才能と出会えることを楽しみにしています!」と語っている。

 World Makerは、2023年7月にサービスを開始し、ユーザー数は累計4万6000人を超え、約11万4000もの作品が制作されている。

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