海に眠るダイヤモンド
第6話 希望の種
12月1日(日)放送分
吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第46回「刀伊の入寇」が、12月1日に放送され、20年ぶりに再会したまひろ(吉高さん)と周明(松下洸平さん)の姿が描かれた。「何よりもいい薬は時間なのかなっていうくらい二人とも穏やか」に感じたまひろ役の吉高さんが同回を振り返った。
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第46回では、まひろは念願の旅に出て、亡き夫が働いていた大宰府に到着。そこでかつて越前で別れた周明と再会し、失踪した真実を打ち明けられる。
その後、通訳として働く周明の案内で、政庁を訪ねるまひろ。すると鍛錬中の武者達の中に、双寿丸(伊藤健太郎さん)を発見する。さらに大宰権帥の隆家(竜星涼さん)に、道長(柄本佑さん)からまひろに対するある指示を受けたと告げられる。
そんな中、国を揺るがす有事が……と展開した。
吉高さんは、まひろと周明の再会について「20年ぶりですからね」と自分のことのようにしみじみする。
「懐かしさもあるし、当時の記憶がブワ~っとよみがえる、開けていいのか、悪いのか、よく分からない玉手箱みたいなのを開けてしまうような気持ちにもなったんじゃないかなって」
その20年の年月が、まひろと周明にとって「いい薬」だったとも考える。
「何よりもいい薬は時間なのかなっていうくらい二人とも穏やかに、今までの空白を埋めていったような感じの距離感で、より大人になって、お互いの話をできたんじゃないかなっていうふうに感じましたね」
また、まひろは「周明のことも(毎熊克哉さんが演じた)直秀のことも、そういう出会ってきた人との急な別れっていうのを忘れたことはないと思います」と考える吉高さん。
「(周明と再会して)『息災だったのね』ってほっとしていたから、たぶんどこかしらで生きているってふうに思いながらまひろも過ごしてきたと思うし、どうしようもない距離、どうしようもなく詰められない距離感の二人だったと思うし、まぁなんか、ああいうこと(周明がまひろを脅そうとしたこと)があったけど、なんだろうね、やっぱり時間って偉大だなと思いますね」
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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