ちいかわ
第233話 黒い流れ星・後編(12)
1月7日(火)放送分
「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載中の奥嶋ひろまささんのマンガが原作のテレビアニメ「ババンババンバンバンパイア」が、テレビ朝日のアニメ枠「IMAnimation(イマニメーション)」で、1月11日から毎週土曜午後11時半に放送される。正体を隠し、銭湯で住み込みバイトとして働く450歳のバンパイア・森蘭丸が、究極の味わいである“18歳童貞の血”を求めて、銭湯の一人息子である15歳の立野李仁の純潔を守ろうと奮闘する“BL(ブラッディー・ラブコメ)”。450歳のバンパイアと、魂レベルで穢(けが)れを知らない至高の童貞という特徴的な役どころに挑む森蘭丸役の浪川大輔さん、立野李仁役の小林裕介さんに収録の裏側を聞いた。
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浪川さん たくさんのギャグがちりばめられた中で、登場人物たちがすごくピュアで真っすぐで、それゆえのすれ違いが描かれている。そして、絵がきれいで、勢いがある。そういう魅力を原作から感じて、これをどうアニメで表現していくか、演じるかというのは、とても難しくて。原作の良さを損なわないように演じられたらなと思って、みんなで頑張りました。
小林さん 原作を読んで一番に感じたことは、ギャグのシュールさです。じわじわくるものが多くて。ただ、浪川さんがおっしゃっていたように、マンガの止め絵でやっているから面白いというところもあって、それに動きが付いた時に崩れないだろうか?という気持ちはありましたが、アニメーションだからこそ、声が付いたからこその面白さは、十二分に伝えられているんじゃないのかなと思って。個人的に放送を楽しみにしています。
浪川さん あえて狙いにいかない感じはありました。やっぱりギャグがあるから面白いでしょう?とか、450歳だから、バンパイアだからっていうよりは、森蘭丸に関しては粛々と淡々と。450年を積み重ねること自体、不可能な話なので深く考えてもたどり着けないですし。多分、プランニングみたいなものは、蘭丸に関しては難しいかなとは思ったので、重みがあるでもなく、軽薄でもなく、そのままストレートに積み重ねていこうと思いました。自分がこれまで積み重ねてきたいろいろなものを使ってやりすぎないよう演じました。
小林さん やはり僕自身、年齢を重ねれば重ねるほど削られていくものがある中で、李仁の純粋すぎる部分を自分の中で掘り起こさなきゃいけないというのがすごく大変でした。あと、李仁って、ざっくり言うと可愛いキャラクターなんですけど、ぶりっ子になっちゃうとイラッとしてしまうし、森さんに対しても刺さらない。
浪川さん 確かに!
小林さん そうなんです。やっぱり見抜いちゃうじゃないですか。原作者の先生とお話しした時に、そういういやらしさがなかったという理由で李仁役に選んでいただいたようで。
浪川さん それがピュアだよね、まさに!
小林さん ただ、物語の中で、一連のせりふをやっていくと、どうしても僕自身の40代ならではの解釈がどこか出てきちゃったりというのはあったので、都度都度修正していただきつつでした。
浪川さん 40代の解釈……(笑)。いいね、重いね。
小林さん (笑)。ちょっと研磨しすぎた感じです(笑)。
小林さん そうですね。この流れだったらこのあざとさでやった方が面白いという場合もあるのですが、いい感じで外すことが、このアニメの正解の一つでもあるので、そこを恐れず、裏切っていこうかなとは思ってやっていました。
浪川さん 深いな、40代だわ、さすがだわ。
小林さん ありがとうございます(笑)。
インタビュー(2)へ続く。
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