薬屋のひとりごと
第36話 華瑞月
3月28日(金)放送分
「第26回手塚治虫文化賞」のマンガ大賞に選ばれ、テレビアニメ化されたことも話題になった魚豊さんのマンガ「チ。 -地球の運動について-」が、舞台化されることが分かった。「舞台『チ。 -地球の運動について-』」として、新国立劇場 中劇場(東京都渋谷区)で10月に上演される。
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ミュージカル「100万回生きたねこ」などで知られるアブシャロム・ポラックさんが演出を担当し、長塚圭史さんが脚本を手掛ける。阿部海太郎さんが音楽、エラ・ホチルドさんが振り付けを担当する。俳優の窪田正孝さん、三浦透子さん、大貫勇輔さん、吹越満さん、成河さん、森山未來さんが出演する。
原作者の魚豊さんは「光栄の限りです。“コマ”がどのように“板”に変換されるのか、ただただ楽しみです!」とコメントを寄せている。
長塚さんは「魚豊さんのせりふが素晴らしいんです。マンガを読んでいる時とはまた違ったそれぞれの人物の魅力が漂います。もちろん全てのキャラクターが魅力的に立ち上がっていく作品になるのですが、ノヴァクという異端審問官の視点に注目しました。彼は周りが追い求める真理への情熱や欲望とは全く別なところ、徹底的に俗世を、現在を生きるんです。でもこの世界の常識を覆す地動説に猛烈に関わっていく。ここを起点に演劇としての血が流れるよう準備していきたいと思っています」と話している。
ポラックさんは「ホリプロを通じて『チ。』という作品とその舞台化の構想に出会った時、私は一瞬で心を奪われました。これまで世界中のマンガやグラフィック・ノベルに親しんできましたが、『チ。』はまさに傑作です。この舞台化の旅では、これまで共に創作してきた大切な仲間であるMirai、Songha、Yusuke、Umitaroと再びタッグを組めること、そして新たに情熱あふれる才能豊かな方々とご一緒できることに胸が躍ります。この物語に舞台で命を吹き込み、新たなお客さまにお届けする一方で、長年のファンの皆さまにはさらに深く没入できる体験をお届けできることは、大きな喜びであり光栄です。舞台版では、『チ。』の魅力を新鮮かつ躍動的に表現し、その輝きを多様なお客さまと分かち合いたいと願っています」と語っている。
同作は、「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で2020~22年に連載されたマンガ。15世紀のヨーロッパを舞台に、異端思想の地動説を命がけで研究する人々の姿が描かれた。テレビアニメがNHK総合で2024年10月~2025年3月に放送された。
出演者のコメントは以下の通り。
「私たちの人生はどうしようもなくこの時代に閉じ込められている。それでも、この世に期待したい。」原作の真理に満ちた文字たちが脳に響き渡ったあの感覚が今でも忘れられません。「チ。」を舞台で体現できる喜び、スタッフキャストの美しさ。僕にとって紛れもない正義を与えてもらいました。持てる全てをさらけ出し挑んでいきたいです。
原作を拝読し、学ぶ自由、疑う自由との戦いに心が震えました。芝居・踊り・歌、さまざまな表現を通して創る作品の世界を体現できるよう、できうる限りの心と時間を費やす覚悟です。たくさんの方に愛されているこの「チ。」という作品に最大限のリスペクトを持ち、スタッフ・共演の皆様から学びながら、自分の表現を磨いていければと思います。
僕が大好きなマンガである、「チ。」に参加できることが、本当にうれしいです! 演出のアブシャロムさんと森山未來さんとは「100万回生きたねこ」の初演以来。素晴らしいキャストの方々と、世界初演のこの作品をクリエーションできることにすごく興奮しています! 主人公が何人も出てくるこの入り組んだ作品をどう形にしていくのか。尊敬している長塚圭史さん、海太郎さんの脚本と音楽も今からとても楽しみです。皆様もきっと見たことないであろう世界、楽しみにしていてください!
だいたいの舞台というものは、大きく3つの種類に分けられる。例えば、1.10センチは10センチである舞台。2.10センチを2センチとする舞台。3.10センチを1メートルでみせる舞台。4.10センチを50グラムで表現する舞台。5.10センチとは雨に濡れる赤いハイヒールである、な舞台。んあ? あ、5つか。いや、嘘つきましたすいませんつまりは、種類は無限にあるんでしょう。しかし、嫌いなものをたくさん発見してもしょうがないのです。いつもの慣れたものでお茶を濁すより、無限にあるものの中からまだみぬお気に入りを探す。アブシャロムさんとの仕事は、そんな感じになるといいです。楽しみです。
アブシャロムという人はすごい人です。すごい役者で、すごい演出家です。「100万回生きたねこ」の時、僕は彼から俳優として身体操作すること、その深み、喜びを学びました。さらに、ねこ先輩である森山未來さんまで一緒とは。まるでご褒美のような気分です。原作のエネルギーほとばしる作画と、加速力ある物語。このメンバーでなら、いまだ誰も足を踏み入れたことのないような舞台化の領域を探索できると確信しています。
以前より愛読していた「チ。」を、心から信頼するクリエーター・キャスト陣と共に舞台化できることをうれしく思っております。いつの世も混沌(こんとん)とした人間世界ではありますが、この作品が、コペルニクス的転回とまでは言わないまでも、みなさまが日々を生きる地球への見方を少しでも変容させるものになることを願っています。
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