今をときめく俳優やアーティストに、影響を受けた人物について聞く「運命の出会い」。今回は、朗読劇「星の王子さま」に取り組んでいる俳優の安田成美さんが、のちに夫となった木梨憲武さんとの出会いについて語りました。
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やはり「運命の出会い」は、映画「そろばんずく」(1986年)の相手役だった木梨憲武さんです。
この時、私がキャスティングされたのは森田芳光監督の一存だったと聞いています。
今ある木梨家は、森田監督のおかげだと思っています。
今は3人の子が全員20歳以上になり、夫婦2人きりになる時間が増えてきました。子どもの今の状況を報告したり、憲武さんはよく仕事の話をしてくれますね。
車にもよく一緒に乗っています。買い物に付き合ってくれるので。
10年後、70代目前になっても、今と変わらないような気がします。でも、今よりも元気に外へ出て、積極的に動くような人になりたいなと思っています。
今は家がすごく楽しいっていうか楽なので。もう少し外をほっつき歩いていたいなあと思います。
<安田成美さんのプロフィル>
やすだ・なるみ 1966年生まれ、東京都出身。1981年にデビュー。1984年に劇場版アニメ「風の谷のナウシカ」のイメージソングで歌手デビューを果たす。映画「バカヤロー!私、怒ってます」(1989年)、「大河の一滴」(2002年)で日本アカデミー賞で2度の優秀主演女優賞に輝き、「Fukushima50」(2021年)で同優秀助演女優賞を受賞。2009年にベストマザー賞にも輝いた。現在、40年ぶりとなる細野晴臣さんプロデュースの「風の谷のナウシカ(2024wer.)」「銀色のハーモニカ(2024wer.)」を配信中。お笑いコンビ「とんねるず」の木梨憲武さんと1994年に結婚。翌年に長男、1999年に次男の銀士さん、2004年に長女が生まれた。
*……朗読劇「星の王子さま」(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作・内藤濯訳)は自由学園明日館講堂(東京都豊島区)で7月1、2日に開催(午後6時開場、午後7時開演)。公演に合わせてエッセー「星の王子さま 私をつくっている大切なものたち」(きずな出版)を刊行した。