1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（7月5〜11日）は、今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説「あんぱん」で、朝ドラ恒例の“ヒロイン水落ち”が意外な形で登場したこと、同ドラマに眞栄田郷敦さんが、天才マンガ家の手嶌治虫役で出演することが話題になった。前後編で取り上げる。

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朝ドラ「ばけばけ」徹底特集！　高石あかりがヒロインに

　7月9日、「嵐」の相葉雅紀さんが、テレビ朝日本社（東京都港区）で行われた連続ドラマ「大追跡～警視庁SSBC強行犯係～」（テレビ朝日系、水曜午後9時）の会見に出席した。今クールは櫻井翔さん主演の「放送局占拠（日本テレビ系、土曜午後9時）、松本潤さん主演の「19番目のカルテ」（TBS系、日曜午後9時）が放送されることから「嵐祭り」と話題となっている。相葉さんは「僕が水曜で（今週の）土曜、日曜と立て続けに始まるのですが、（2人と）会うと『そっちの現場どう？』ってコミュニケーションとりますし、みんな応援してます僕は（笑）！」と笑顔で話した。

　9日、今田美桜さん主演のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「あんぱん」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第73回が放送され、朝ドラ恒例の“ヒロイン水落ち”が意外な形で描写され、視聴者の間で話題になった。同回では、「月刊くじら」で嵩（北村匠海さん）が描いたマンガ「ミス高知」が登場。走り高跳びをクリアした女性が、男性から「アノ垣トベルカイ？」と聞かれ「アンナノヘイチヤラヨ」と垣根を飛び越えるが、川に「ボチャーン」と落ちてしまう。このマンガを読んだくら（浅田美代子さん）は「ハチキンおのぶじゃ、これは」と笑った。SNSでは「そうきたか〜」「ヒロイン水落ち、マンガバージョン」「芸が細かいわ〜」といった声が上がった。

　10日、北川景子さんが、高石あかりさん主演の2025年度後期の朝ドラ「ばけばけ」に出演することが明らかになった。北川さんの朝ドラ出演は初めてで、ヒロイン・トキ（高石さん）に教養を厳しく教える親戚の雨清水（うしみず）タエを演じる。タエは、松江でも随一の名家に生まれた。凛とした気品と厳しさを兼ね備え、親戚のトキにも、武士の娘としての品格を求め、礼儀作法やお茶など武家の娘としての教養を厳しく教える。雨清水家の人物では、トキを陰日向で支える雨清水傳（でん）役を堤真一さん、その息子・三之丞（さんのじょう）を板垣李光人さんが演じることが発表されている。

　10日、鈴木亮平さん主演の連続ドラマの劇場版「TOKYO MER～走る緊急救命室～」（2023年）の続編となる劇場版「TOKYO MER～走る緊急救命室～南海ミッション」（松木彩監督、8月1日公開）のプレミアイベントが、六本木ヒルズ（東京都港区）で行われた。時折雷の音が響く中、鈴木さんが「毎回撮影は過酷でした。これと比じゃないくらいの雨が降っている日もありました」と話すと、菜々緒さんも「毎回やりたくないと思っています。本気で言うと本当にやりたくないです。本当に大変なんですからね」と苦労を語った。イベントには江口洋介さん、高杉真宙さん、生見愛瑠さん、宮澤エマさん、賀来賢人さん、石田ゆり子さんらも登場した。

　11日、眞栄田郷敦さんが朝ドラ「あんぱん」に出演することが明らかになった。眞栄田さんの朝ドラ出演は初めてで、「マンガの神様」と呼ばれる手塚治虫さんをモデルとした天才マンガ家・手嶌治虫（てじま・おさむ）を演じる。手嶌治虫は、嵩（北村匠海さん）が上京後に出会うマンガ家で、後にアニメーション映画「千夜一夜物語」のキャラクターデザインと美術を嵩に依頼することになる。眞栄田さんは「朝ドラ初出演で『マンガの神様』と呼ばれる手塚治虫さんをモデルとした人物を演じさせていただくのは大変緊張しますがやりがいを感じてます」とコメントした。

　11日、俳優の斎藤工さん主演の連続ドラマ「誘拐の日」（テレビ朝日系、火曜午後9時）の第1話（7月8日放送）の見逃し配信再生数が3日間で106万回を突破し、TVerの総合ランキングでは1位となったことが分かった。韓国で話題になった同名ドラマ（2023年）を原作としたヒューマンミステリーで、主人公の新庄政宗（斎藤さん）は重病の娘の手術費のために、妻の汐里（安達祐実さん）の計画で病院長の娘の七瀬凛（永尾柚乃ちゃん）を誘拐。しかし凛は記憶喪失になっており、凛の両親の病院長夫妻も何者かに殺害されていた。政宗は凛は正体不明の男たちに追われ、逃亡生活を繰り広げる。