探偵!ナイトスクープ:輪島市「御陣乗太鼓」が大好き3歳男児「一緒に叩きたい」 地元男性のみ許される叩き手、夢はかなうか

10月17日放送「探偵!ナイトスクープ」から(C)ABCテレビ
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10月17日放送「探偵!ナイトスクープ」から(C)ABCテレビ

 視聴者から寄せられた奇想天外な頼み事や、心配事の相談を「探偵」たちが体当たりで解決する人気バラエティー番組「探偵!ナイトスクープ」(ABCテレビ、金曜午後11時17分)。10月17日は、松井ケムリ探偵が「御陣乗太鼓を愛する3歳児」を調査した。特命局長として、人気グループ「新しい学校のリーダーズ」が登場し、増田紗織秘書も出演した。

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 依頼は、和歌山県の女性(34)から。3歳の息子チトセは1年以上前から、石川県輪島市名舟町に伝わる郷土芸能「御陣乗太鼓」に夢中だ。鬼のような面を着け、数人で太鼓を打ち鳴らす。鬼が髪を振り乱し、うなり声をあげて太鼓をたたく姿は、大人でも怖さを感じるほどの迫力だ。

 息子は「鬼さんの太鼓」と呼び、毎日、動画を見てはまねをして、家でも外でも叩ける場所があれば自主練習に励んでいる。「鬼さんと一緒に太鼓をたたきたい」と語るようになった。だが、調べてみると、御陣乗太鼓を叩くことが許されているのは、名舟町に住む男性だけなのだそう。そこで、和歌山県在住といえども、御陣乗太鼓を愛する息子が一度だけでも構わないので、どうか「鬼さんと一緒に太鼓をたたく」という夢をかなえてもらえないだろうか、というもの。

 依頼者の自宅に伺うと、チトセ君が普段やっているように「収納ツール」を太鼓代わりに、表情や掛け声を含め、3歳とは思えないほどのパフォーマンスを披露してくれた。その熱い思いを受け、早速、名舟町の御陣乗太鼓保存会へ。

 迫力満点のパフォーマンスを間近で見たチトセ君は、鬼に握手をしてもらい頬も紅潮。皆さん震災被災者なのだが「これがあるから頑張れる」と言う。そこで「やりたいです」とお願いするチトセ君。しかし、この太鼓は名舟町に住む男性しか打つことができないという決まりがあり……。3歳児の魂の御陣乗太鼓に、依頼者もケムリ探偵も涙した感動作品だ。

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