アイドルグループ「乃木坂46」3期生の久保史緒里さんの卒業コンサートが11月26、27日に横浜アリーナ(横浜市港北区)で行われた。久保さんは27日の最終公演をもって約9年間のアイドル活動に幕を下ろした。
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27日は、久保さん自らの「乃木坂46久保史緒里卒業コンサート、開幕します!」という掛け声でスタート。曲間に最小限のMCをはさむのみで進行し、終盤までトークなしで多くの楽曲を披露する構成となった。卒業した1・2期生の先輩たちや、後輩の期別曲も交えたセットリストで、自身の卒コンでありながら“グループの魅力を届けたい”という久保さんの思いが表れたライブとなった。
終盤、純白のドレス姿に着替えた久保さんがスピーチし。「MCを、今初めてしゃべったというくらい無くして。ただただ私の大好きなライブで、パフォーマンスで思いを届けたいと、私の好きなようにやらせてもらいました」と説明した。
グループが今年もNHK紅白歌合戦に出場決定したことにも触れ、「すごくうれしい出来事でした」とにっこり。「みんなといる時間が長くなればなるほど、みんなへの愛が増していく。そんなグループが、加入前から、加入してからもずっとずっと大好きです」と“乃木坂46”愛をさく裂させた。
同期でキャプテンの梅澤美波さんとのやりとりでは、悔いはないと言い切り、「最高に楽しい9年間でした。乃木坂46で良かった」と笑顔で語った。
後輩たちからの感謝の言葉を受け、最後に一人でステージに残った久保さんは「この2日間、そして9年間、魂の限り踊り尽くしました、歌い尽くしました。私をここに導いてくれた先輩方、出会ってくれた同期、そしてこれから先の未来を歩む後輩たち。これから先ずっとずっと乃木坂46が大好きです。どうかこれからも乃木坂46の応援をよろしくお願いいたします」と呼びかけた。そして笑顔で「最っ高に青春しました!」と充実した表情で言い切ると、「では……さようなら」とステージを後にし、客席からは大きな拍手が送られた。
久保さんは宮城県出身、2001年7月14日生まれの24歳。2016年9月、乃木坂46の3期生オーディションに合格してデビュー。グループの中心的メンバーとして活躍し、2022年2月からグループの冠ラジオ番組「乃木坂46のオールナイトニッポン」(ニッポン放送、水曜深夜1時)の2代目パーソナリティーを約3年9カ月務めた。
個人活動では、ティーン向けメディア「Seventeen(セブンティーン)」(集英社)の専属モデルを約6年間務めたほか、NHK大河ドラマ「どうする家康」(2023年)、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あんぱん」(2025年)に出演するなど、俳優としても存在感を発揮している。