大竹しのぶ:初の成人男性役「リア王」 主演舞台がWOWOWオンデマンドPPVで期間限定配信 宮沢りえ、成田凌、生田絵梨花らも出演

「Bunkamura Production 2025/DISCOVER WORLD THEATRE vol.15 『リア王』  NINAGAWA MEMORIAL」のメインビジュアル=WOWOW提供
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「Bunkamura Production 2025/DISCOVER WORLD THEATRE vol.15 『リア王』 NINAGAWA MEMORIAL」のメインビジュアル=WOWOW提供

 俳優の大竹しのぶさんが主演を務め、10〜11月に上演された舞台「Bunkamura Production 2025/DISCOVER WORLD THEATRE vol.15 『リア王』 NINAGAWA MEMORIAL」が、11月28日からWOWOWオンデマンドPPV(ペイ・パー・ビュー)で期間限定配信が始まった。

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 「リア王」は、日本と海外のクリエイターの共同作業のもと、優れた海外戯曲を今日的な視点で上演するBunkamuraの企画「DISCOVERWORLD THEATRE シリーズ」の第15弾として上演された。演出を手掛けたのは、シリーズ最多登場を誇るフィリップ・ブリーンさん。「罪と罰」(2019年)、「アンナ・カレーニナ」(2023年)では人間を深く見つめ物語を繊細に紡ぎ出す斬新な演出手法が高く評価された。

 リア王を演じたのは、これまで多くのシェイクスピア作品に出演してきた大竹さん。大竹さんが成人男性の役を演じたのは本作が初めて。リアを甘い言葉で翻弄し、無残にも切り捨てる長女・ゴネリルを宮沢りえさん、ゴネリルとリーガンを誘惑するグロスター伯爵の庶子で野心家のエドマンドを成田凌さん、リアの三女で実直であるがゆえにリアに勘当されてしまうコーディリアを生田絵梨花さんがそれぞれ演じた。

 グロスター伯爵の嫡子でエドマンドの策略によって勘当されてしまうエドガーを本作が初舞台となる鈴鹿央士さん、リアの忠臣だったにもかかわらず追放され、その後変装して再びリアに仕えるケント伯を横田栄司さん、リアの次女でゴネリルと同じく言葉巧みに父を手玉に取り裏切る次女・リーガンを安藤玉恵さんが演じた。

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 さらに、リアの精神状態を映し出す存在である道化に勝村政信さん、息子・エドマンドの謀略によって貶められるグロスター伯爵に山崎一さんが扮(ふん)した。

 配信期間は、11月28日午後5時から12月14日午後11時59分まで。配信期間中は見放題。配信チケットの販売は11月28日午後5時から12月14日午後7時まで。料金は3900円。配信プラットフォーム及びチケット販売サイトは、WOWOWオンデマンドPPV。

 ◇ストーリー

 ブリテンの王であるリアは、高齢のため退位するにあたり、国を3人の娘に分割し与えることにした。長女ゴネリルと次女リーガンは巧みに甘言を弄し父王を喜ばせるが、末娘コーディリアは実直な物言いしかできず、立腹したリアに勘当され、それをかばったケント伯も追放される。コーディリアは勘当された身でフランス王妃となり、ケントは風貌を変えて素性を隠し、リアに再び仕える。

 リアは先の約束通り、2人の娘ゴネリルとリーガンを頼るが、裏切られて荒野をさまようことになり、次第に狂気に取りつかれていく。リアを助けるため、コーディリアはフランス軍とともにドーバーに上陸、父との再会を果たす。だがフランス軍はブリテン軍に敗れ、リアとコーディリアは捕虜となる。ケントらの尽力でリアは助け出されるが、コーディリアは獄中で殺されており、娘の遺体を抱いて現れたリアは悲しみに絶叫し……。

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