ワンピース
第1161話 危険な取引!冥界のロキとルフィ
5月10日(日)放送分
集英社のマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「マリッジトキシン」が、カンテレ・フジテレビ系全国ネット毎週火曜午後11時“火アニバル!!”枠で放送されている。原作・静脈さん、作画・依田瑞稀さんのマンガで、数百年続く殺し屋「毒使い」の青年・下呂ヒカルがその血を絶えさせないため、結婚詐欺師・城崎メイと共に最高の結婚を目指す“婚活バトルアクション”。テレビアニメで、殺し屋と結婚詐欺師という最強バディーを演じる下呂ヒカル役の石谷春貴さん、城崎メイ役の若山詩音さんに収録の裏側や、作品の魅力を聞いた。
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若山さん 私はオーディションをきっかけに原作を読ませていただいたんですけれど、そこからどハマりしました。まず、主人公の下呂くんが裏社会の人間だというところに新しさを感じて。初っぱなから殺し屋という職業をなんとも思っていないのかなと思っていたらそんなこともなくて、彼の中にすごくちゃんとした正義もある。静脈先生による熱いバトル展開や婚活を通じて下呂くんの成長物語も摂取できますし、依田先生の画もすごすぎて、「求めていたものがここにある!」という感じの作品だなと思いました。
石谷さん 僕も、最初の入りは依田先生が描いている表紙の色使いだったんですよね。すごくビビッドな色使いをされるのに、絵柄は優しい感じで、ご本人のセンスが画の中に反映されていると感じました。読み進めていくごとに、世界観がすごく変わっていくのも魅力で、登場する婚活相手、「使い手」それぞれが独特の世界観を持っていて、すごくバラエティー豊かなんです。幕の内弁当みたいで、どこかしらにみんなの「好き」がある作品だと思います。あと、城崎は謎が多いキャラクターなのですが、その謎の塩梅がすごくちょうどよくて。いろいろな要素が成立しているのが、すごく魅力的だなと感じました。
石谷さん 下呂くんはすごく不器用な人間だと思うんですよね。環境が彼を不器用にさせたと思っていて。自信があるところ、ないところの差がすごく激しい。そんな中でも身近な人たちが下呂くんを「応援したい」と思える。だって、婚活相手を毎回毎回変えていくなんて、普通のラブコメでは「この男、ダメじゃん」となっちゃうと思うのですが、それを不快にさせない魅力のあるキャラクターだと思います。あと、マスクをして戦うところも男の子心をくすぐられます。仕事人みたいなところもあるし、苦悩を抱えた人間らしいところもあり、誠実さもある。見る人によって、すごくグラデーションがあるキャラクターだなと思います。
石谷さん 自分の中に芯があるんですよね。無差別に人を傷つけることが多分許せない。殺し屋なのに正義をちゃんと持っている。殺し屋としての業も背負っている。殺し屋としては、本当は持っちゃいけないものを持っているところが不器用だなと思います。
若山さん 今まで結婚詐欺でいろいろな人をだましてお金を稼いできた人ではあるんですけれども、この作品の中で見える城崎はずっと誠実で、下呂くんに対しては基本的に嘘をつかないという印象が強いです。下呂くんに対して、女友達的な視点を持っていることもありますし、男友達的な視点を持っていることもある。視点がいくつもある人だなというのは、演じていてすごく感じます。
若山さん だいぶ辛辣なことを言って、下呂くんの尻をたたくわけなんですけど、それも見放さないことが大前提になっているというか。絶対に下呂くんのことを諦めない、手を離さないことが大前提にあっての辛辣な言葉、毒舌というところが安心して見られる要素なのかなと思っています。
石谷さん 全て正論だしね。正論ほど刺さるものはない(笑)。
若山さん ちゃんと受け入れてる下呂くんも素直でいい人だなと思います。
石谷さん 下呂くんを演じる上で大事にしているのは誠実さです。婚活を始めた時に女性とうまく話せないとか、新しいものに出会った時の反応を大切にして、それに慣れていくと、本人の良さがだんだん浮き彫りになるようにしたりですとか。この作品は、下呂くん視点で見る物語でもあるし、ほかの視点で見る時もあると思うんですけど、「下呂くんを見守る」という視点って大きな要素になっていると思うので、一人の人間として演じるようにしようと考えています。
石谷さん 新しい婚活相手が出てくるたびに世界の色が結構変わるんですよね。変わった時に下呂くんとしてはブレずに、でも人間としてはブレるようにというのを大事に作らせていただいています。おのおのの婚活相手、使い手は、どこかしら下呂くんのことを認めているので、その人から見た下呂くんの魅力をお芝居の中で強く押し出すようにして、スパイスとして混ぜていけるようにと考えています。
若山さん 城崎は、幅が大事なキャラクターなので、とにかく幅を持たせることに気をつけています。ディレクションでもよくいただくことなのですが、可愛いところから、かっこいいところまでガッと振れ幅があることが魅力のキャラクターでもあると思うので、流れによりけりではあるんですけれども、セリフごとにガッと振り切ってやることを大切にしています。
若山さん 城崎というキャラクター性がとても難しくて、キャラクターを作るのにかなり時間をいただいて、たくさんディスカッションをさせていただきました。城崎はいろいろな要素をもつキャラであり、それに加えて、みんなが好きになるような可愛いキャラなんです。元気で可愛らしくてはつらつで、そして下呂をサポートしてくれて、見る人をイラッとさせない。その塩梅を狙うのが本当に難しくて……。しかも幅があるので、演じながらずっと難しさを感じていました。
若山さん さっきお話ししたいろいろな視点という話にも繋がるんですけど、「城崎は二つの軸がある」というお話をしていただいたことは、すごく印象的でした。それを聞いて、「なるほど」と視点の整理ができたというか。城崎の可愛らしいところと、かっこいいところに分けられるんじゃないかというお話だったんです。それがすごく大きかったかなと思います。だから、セリフをうまく両方に振り分けながらやっています。
石谷さん 若山さんとは共演が初めてなんですよね。掛け合って感じたのは、上のほうの突き抜け方がやっぱりすごいなと。ほかの作品でもいろいろなキャラクターをやってらっしゃる印象で、いつかご一緒できるだろうなと思っていた時に「マリッジトキシン」で共演することになって。僕は、自分が演じる以外のほかのキャラクターに対しても「自分だったらどういうふうに組み立てるかな」と考えることがあるのですが、その考えていたイメージのさらに上を突き抜けていくことが一番多いのが若山さんかなと思います。独自の感性でキャラクターを作ってくれるから、すごくいい刺激になるなと思いながらやらせていただいています。だから、こっちも大きく表現してみようとか、そういう化学反応が生まれやすい方だなとすごく感じます。
若山さん ありがとうございます。
石谷さん あります、あります。
若山さん 私は、先程もお話しした通り、キャラクターを定めるのに結構時間がかかったので、フラフラと、どうしたらいいかな?となっている時間が長くて。そんな時に、石谷さんが最初からすごくしっかりとした軸で下呂くんを演じてくださっていたんです。たとえ城崎のキャラクターを「どうしたらいいんだろう」と思っていても、下呂くんはもうブレないから、いろいろな案を試すことができました。確固たる下呂くん像を持ってずっと引っ張ってくださったことに本当に感謝だなと思っています。本当にお世話になっています。
若山さん やっぱり、作品の世界観ですかね。
石谷さん そうですね、この世界観ですね。僕たちは、セリフや音楽も入って全てが合わさった時にどんな化学反応が起きるんだろうなとずっと楽しみだったんです。映像を見ると、夜の明かりがめちゃくちゃキレイだったりとか、原作の色使いをすごく忠実に再現されていたりとか、アニメならではの表現が見どころだなと。背景さんの色使い、色彩の部分もぜひ見ていただきたい。音楽、物語、キャラクターの動きももちろんですけど、細部まですごくこだわられていると思うので、見てくださった方それぞれの「ここはすごい」というのを見つけてもらいたいですね。
若山さん 婚活バトルアクションなので、やはりバトルがすごい。この作品のバトルはかなり特殊で、ただバトルするだけじゃなくて、「使い手」という裏社会の方々が出てくることによって、必殺技みたいなのもありますし、そういう世界観も楽しんでいただきたいです。あとは、ヒロインズが個性豊かで、本当に可愛い。敵として登場するキャラクターもなんだかんだ憎めないというのも、この作品の魅力だと思います。きっと温かい気持ちで最後まで見られると思います。
(しろいぬ/MANTANWEB)
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