豊臣兄弟!:「まだ答えが出ていない状態」要潤が語る光秀 「本能寺の変」への道のりは長く? 「これからもう一つ、二つと山が」

大河ドラマ「豊臣兄弟!」で明智光秀を演じる要潤さん (C)NHK
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大河ドラマ「豊臣兄弟!」で明智光秀を演じる要潤さん (C)NHK

 俳優の仲野太賀さん主演のNHK大河ドラマ豊臣兄弟!」(総合、日曜午後8時ほか)で明智光秀を演じる要潤さん。「比叡山焼き討ち」が描かれた第16回「覚悟の比叡山」(4月26日放送)では、信長(小栗旬さん)の命令に背けず、罪なき者の命をあまた奪った光秀の姿に同情にを寄せる視聴者が続出した。信長の家臣団の中では「まだ答えが出ていない状態」という光秀について、要さんが語った。

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 「豊臣兄弟!」は、65作目の大河ドラマ。豊臣秀長(小一郎)を主人公に、兄・秀吉(藤吉郎)とともに強い絆で天下統一という偉業を成し遂げる豊臣兄弟の奇跡を描く、夢と希望の下剋上サクセスストーリー。脚本は、「半沢直樹」(TBS系)や連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」などで知られる八津弘幸さん。また音楽を木村秀彬さんが手がけ、語りを俳優の安藤サクラさんが担当する。

 のちに主君・信長を裏切り、日本史上最大のミステリーの一つ「本能寺の変」を起こす光秀について、要さんは「『豊臣兄弟!』で描かれる光秀は、どちらかといえば『陰』のキャラクター」だと考える。

 「何かあると『自分が悪かったのではないか』と考えてしまう人物で、自分の願望を語ることもほとんどありません。能動的に行動を起こすタイプには見えないですね。『本能寺の変』に至るまでの振り幅が非常に大きいキャラクターでもあると感じています。ただその中でも、公方様(足利義昭、尾上右近さん)のことは常に胸の内に抱えながら生きています。公方様をお守りするという思いを、光秀の大きな幹として大切にしながら演じています」

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 第16回の比叡山焼き打ちシーンを「自分が今にも崩れてしまいそうになるのを、必死で支えているような感覚がありました」と振り返る要さん。

 「信長に命じられ、女子共まで斬らなければならない。でも、本当はこんなことをやりたくないという気持ちだけは、絶対に捨てずに演じようと思っていました。藤吉郎(池松壮亮さん)に『こうするしかないのじゃ。こうするしか』と自分の本心をはき出しますが、そうすることでどうにか自分を保っていたのだと思います。 第16回は、本能寺の変につながる一つの大きな山場でした。ただ、そこまでの道のりはまだ長く、これからもう一つ、二つと山が積み重なっていきます。そして、本能寺に至るときには、それが富士山よりも大きな山となり、最終的にそれをドンと壊すことになるのだと思います」

 要さんいわく「信長の命令には絶対に従うという家臣団の中で、光秀はまだ答えが出ていない状態」。

 「集団の中では少し浮いた存在なので、音楽で例えるなら、あえて周りと同じ音にははまらないようにしています。はっきりしない、あいまいな部分を奏でるようにしたいなと。だから、勝どきをあげるときなど、みんなで『おお!』と殿に応える場面でも、あまり大きな声で叫ばないようにしています。

 要さんは、信長役の小栗さんとは初めての共演。

 「信長を本当に深く考えていらっしゃって、一俳優としてとても尊敬しています。ただ、本能寺の変が控えていることもあって、やはりどこかお互いに意識してしまいますね。今作の撮影が終わるまでは、少し壁を作っているよう に思います(笑)。撮影で、細かなところでのゆるみは絶対に出したくないですし、その点は小 栗さんも意識されていると思います」

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