つばきファクトリー:小野瑞歩×豫風瑠乃×西村乙輝インタビュー(1) 14枚目シングルで見せる“らしさ”と新しさ 「期待に応えたい」思いも

「つばきファクトリー」の(左から)小野瑞歩さん、西村乙輝さん、豫風瑠乃さん
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「つばきファクトリー」の(左から)小野瑞歩さん、西村乙輝さん、豫風瑠乃さん

 ハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルグループ「つばきファクトリー」の14枚目となる最新シングル「FireWorks/まっぴらだってば!」が、6月3日に発売される。両A面シングルで、どちらの楽曲もつばきファクトリーならではの繊細さ、内に秘めた強さがより感じられる。サブリーダーの小野瑞歩さん、豫風瑠乃(よふう・るの)さん、最年少メンバーの西村乙輝(いつき)さんに楽曲に込めた思い、レコーディングの裏側を聞いた。

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 ◇つばきファクトリーの“夜明前夜” 「湘南乃風」SHOCK EYEが託した一曲

 --「FireWorks」は、これまでもつばきファクトリーに楽曲提供してきた「湘南乃風」のSHOCK EYEさんが作詞し、草野将史さんと共に作曲も手がけた楽曲です。最初に聴いた時の印象は?

 小野さん 以前、つばきファクトリーで湘南乃風さんのライブを見学させていただいたことがあるんです。それまでは、楽曲を提供してくださるアーティストの方という認識だったのですが、実際にライブを見に行ったことによって、私たち自身がファンになったので、またSHOCK EYEさんの楽曲を歌えることがすごくうれしかったです。つばきファクトリーのことを思って曲を作ってくださったんだなというのがすごく伝わってきて、つばきの花開く瞬間を信じて託してくださった楽曲だなと思って感動しました。

 --SHOCK EYEさんはライナーノーツで、つばきファクトリーへの思いを込めて「この曲が、彼女たちのこれまでの歩みと、これから広がっていく未来の光を照らすひとつの火種になってくれたらうれしいです」とつづっています。

 小野さん 仕事の帰り道にライナーノーツを読もうとしたのですが、「やばい、これもう泣いちゃうかもしれない」と思って、家に帰ってから読みました。本当にすてきな言葉をかけてくださって。曲をいただいた時点でつばきに対して期待をしてくださっているのは伝わっていたんですけど、それがより鮮明に見えた感じがして、すごくうれしいライナーノーツでした。

 豫風さん SHOCK EYEさんからいただく楽曲は毎回ラップが入っているんですけど、毎回どんどん難しくなっていく感覚があって、「FireWorks」のラップは「私たちにできるのかな?」と不安もありました。リーダーの谷本安美さんが、SHOCK EYEさんにラップのアドバイスをもらった時に「子音を意識する」と言ってくださったそうなのですが、SHOCK EYEさんが関わってくださるおかげで、つばきのレベルもすごく上がっているなと思うんです。今回こうやって難しい曲に挑戦させてくださる機会があって、うれしいなと思いました。

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 小野さん レコーディングでも、難しかったポイントはやっぱりラップです。私のレコーディング映像がハロー!プロジェクトのYouTubeで公開されているんですけど、それを見て反省しました。こんなに滑舌がつたないんだと。きっとディレクターさんも期待を込めてこのパートに選んでくださったと思うので、自信を持ってお届けはするんですけど、もっと格好よく歌えるように頑張りたいと思っています。これからの成長度合いにも注目してほしいです。

 --「今日が夜明前夜」という期待が込められているような歌詞も印象的です。

 豫風さん 「夜明前夜」と、まだ成長しきれていない私たちに対して、これから花火のように咲けるよという意味で書いてくださっているのがすごく心にきました。私たちにとっても応援ソングだけど、皆さんにとっても応援ソングである楽曲をいただけてすごくうれしいです。

 --3月まで体調不良で療養していた西村さんにとっては、復帰明け最初のシングルとなります。

 西村さん 私が曲を知った時はダンスも全て完成された状態だったのですが、リリース前の曲を聴くのが初めてで、まずそれがとてもうれしかったです。SHOCK EYEさんの情熱がとても込められていて、私たちにも必要な歌詞ですし、今の現代人にとっても大事な歌詞だなと思いました。「私は情熱を込めて歌えるかな」とも感じたのですが、「期待に応えなきゃ」とドキドキしたのを覚えています。

 --「FireWorks」は既にライブなどで披露されていますが、情熱は込められている?

 西村さん 込められているはずです!

 ◇甘くないラブソング「まっぴらだってば!」 豫風瑠乃は自前の新マイクでプレレコーディング

 --「FireWorks」が応援ソングである一方で、「まっぴらだってば!」は恋人への重めの愛を歌っているような恋愛ソングです。

 小野さん 新しいけど、つばきファクトリーだなって感じがします。というのも、こんなにテクニックがいる歌い方をしている曲は、今まであんまりなかったなと思って。仮歌をいただいた時に、「このパートどうやって歌うんだ?」と思うくらいすごく難しくて、すごく格好いい楽曲です。ただ、歌詞を見ると、つばきファクトリーらしさが見え隠れしていて。

 豫風さん 「まっぴらだってば!」は、ラブソングの甘いところを全部抜いた楽曲だなと思いました。ノロケなんて全く出てこないんです。「まっぴらだってば!」に登場する人は、全部に「もう……!」みたいな怒りがあって。こういう歌詞だからこそ、怒っているからこそ、普段はしないような喉の使い方をしたり、めったにやらない歌唱をしているのかなと。レコーディングも結構苦戦しました。

 --レコーディングで歌い方についてディレクションがあったのですか? それとも、歌詞に合わせて自分で歌い方を変えたのでしょうか?

 豫風さん これは私だけだと思うんですけど、最近結構いいマイクとオーディオインターフェースを買いまして、レコーディングする前に、家で自分でレコーディングしたんです。それを聴いて「ここはこういう歌い方がいいかな」とやってみました。

 小野さん すごい!

 豫風さん 私は元々マネをしちゃうタイプで、仮歌の音源を聴くと仮歌の歌い方になっちゃうんです。それが昔から悩みでもあったんです。仮歌は、ただ仮で歌っているだけだから、そこに味付けをするものだと思うんですけど、私は仮歌をそのままマネしちゃって、味付けができてないまま薄い味で出しちゃうみたいな。なので最近は、インストを聴いて、仮歌も聴くんですけど意識しないようにして、自分で録(と)ったものを聴くようにしています。これまでもイヤホンマイクで自分の歌を録っていたんですけど、新しいマイクを買って録ったのは、今回のシングルが初めてです。

 --西村さんは、「まっぴらだってば!」を聴いてどう感じましたか。

 西村さん 曲調がジャズっぽくて、今までのつばきファクトリーにはない、ハロー!プロジェクトでもあまり聞いたことのないような曲調だと思いました。音を聴いて「すごく怒っているな」とも感じて、よくよく歌詞を見てみると、つばきファクトリーの楽曲によくある「そんな男、やめときなよ」という感じの歌詞になっていて、つばきファクトリーになったからには「こんな曲を歌いたい」と思っていたような曲を歌えるんだなって。いろいろな歌い方を聴ける曲でもあるので、贅沢(ぜいたく)な一曲だなと思います。

 インタビュー(2)に続く。

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