温水洋一:「役づくりで毛を抜いた」? 映画「シーサイドモーテル」舞台あいさつで自虐ネタ

 俳優の生田斗真さん(25)の主演映画「シーサイドモーテル」(守屋健太郎監督)の舞台あいさつが24日あり、生田さんと共演者の麻生久美子さん(31)、山田孝之さん(26)、玉山鉄二さん(30)、成海璃子さん(17)、温水洋一さん(45)らが登場。“伝説の拷問職人”役の温水さんは「役作りのために毛を抜きまして、だいぶ普段より(毛が)少ないですけど、役作りなので今後増やす予定です」という自虐ネタで大受けだった。

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 映画は、岡田ユキオさんのマンガ「MOTEL」が原作。山奥にありながら「シーサイド」と名付けられた場末のモーテルに偶然集まった男女11人に起こる一晩の物語。103号室に泊まるインチキ美容クリームのセールスマン・亀田(生田さん)の元に、部屋を間違えたコールガールのキャンディ(麻生さん)がやってくる。そのまま商売をしようとたくらむキャンディに対し、亀田は美容クリームを売りつけようとする。202号室には借金3000万円を踏み倒そうと逃げている男・朝倉(山田さん)がおり、ニコニコ金融の相田(玉山さん)、舎弟のチー坊が追ってくる。203号室には、妻に金髪のかつらを着けられ、どぎつい化粧をされた太田(古田新太さん)、102号室にはキャバクラ嬢を旅行に誘い出すことに成功した石塚……四つの部屋での出来事が絡み合い、物語がハイテンションで進んでいくというコメディー。成海さんは朝倉が連れている女・留衣を演じる。

 舞台あいさつでは、山田さんが「朝倉南……朝倉陽介役の、山田隆夫……山田孝之です」とボケると、玉山さんも「玉木宏……玉山鉄二です」と応酬。さらに、成海さんが「山田さんとは兄弟の役をやったことがあって、(チー坊役の柄本)時生くんも私のお兄ちゃんで、温水さんとは(役柄で)援助交際を……」と語ると観客は大喜び。また、映画のテーマにちなんで、最近だまされた経験を聞かれると、生田さんが「守屋監督に気楽に現場に来てと言われたのに、気楽に行ったらスケジュールがタイトで気楽になれなかった」とコメント。玉山さんは「高校生の時に先輩に『しいて言えば』の“しい”はアルファベットの“C”だと言われて、東京に来るまで(間違っていることを)知りませんでした」というエピソードを披露、温水さんは「育毛剤にだまされた」と再び頭髪ネタで会場を沸かせていた。

 舞台あいさつには石塚役の池田鉄洋さん(39)、キャバクラ嬢役の山崎真実さん(24)、守屋監督も登場。映画は6月5日から、全国公開される。(毎日新聞デジタル)

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