陣内孝則:「ピカチュウと戦ってみたかった」 塚本高史とアニメ声優初挑戦 ポケモン劇場版公開アフレコ

 アニメ映画「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール 幻影の覇者ゾロアーク」(湯山邦彦監督)の公開アフレコが26日東京都内のスタジオであり、陣内孝則さんと塚本高史さんがアニメ声優に初挑戦した。悪役の大企業社長コーダイを演じた陣内さんは「塚本君だけには話しましたが、芸能生活苦節30年。1度ピカチュウと戦ってみたかった。夢がかなってうれしいです」と笑顔をみせた。

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 アフレコには陣内さん、塚本さんのほか、加藤夏希さん、山寺宏一さん、中川翔子さんも登場。陣内さんは、塚本さん演じる新聞記者の青年クルトのシーンで「ピカチュー!」と、ピカチュウの声を即興でアフレコし、塚本さんが笑いが止まらず収録を中断するほど大爆笑だった。塚本さんは「アニメのアフレコはタイミングを合わせたり、芝居と違って大変でした。陣内さんの声が先に入っていたのでやりやすかったです」と収録を振り返った。

 陣内さんの起用の理由について湯山監督は「クールでかっこいい悪役にしたかったので、見た目も似ている陣内さんに是非やっていただきたかった。サトルをだまし、世界をだますスケールの大きい悪役です」と説明。陣内さんは「悪役ではなくて、僕は小動物も好きなので、善良な役がやりたいです。いたいけなお子さんを連れた、ご婦人方のハートをわしづかみするような役があれば……」と今後の声優活動にも意欲をみせた。

 劇場版13作目となる「幻影の覇者ゾロアーク」は、「ポケモンバッカー・ワールドカップ」を観戦するため、クラウンシティに向かったサトシとピカチュウ一行が、仲間を探しているというポケモン「ゾロア」に出会い、行動をともにする。一方クラウンシティでは幻影の覇者「ゾロアーク」が、他のポケモンに化けて街を破壊していた……という物語。新ポケモン「ゾロア」「ゾロアーク」はスクリーン初登場。映画は7月10日全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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