パックマン生誕30周年:CGアニメに 米国でパイロット版公開

3Dメガネを装着してアニメ「パックマン」パイロット版を鑑賞する来場者。
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3Dメガネを装着してアニメ「パックマン」パイロット版を鑑賞する来場者。

 生誕30周年を迎えたテレビゲーム「パックマン」が、CGテレビアニメになることがわかった。バンダイナムコゲームスがこのほど米ロサンゼルスで開催した「パックマンカンファレンス」で明らかにした。会場では3D立体視で制作されたパイロットフィルムが上映され、来場者は3Dメガネをかけて「パックマン」アニメを楽しんだ。

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 CGアニメは、マーベル・スタジオズ創業者で、映画「スパイダーマン」の製作総指揮を務め、現在はバンダイナムコゲームスの事業アドバイザーを務めるアヴィ・アラッドさんがプロデュースする。アニメ「ポケットモンスター」シリーズを手掛けるアニメ制作会社のオー・エル・エム(東京都世田谷区)が制作し、全米でのテレビ放映を目指す。

 パックマンカンファレンスは15日(米国時間)行われ、公開されたパイロット版では、謎のお化け軍団がパックランドに進入。とりつかれた住人たちが次々にお化けに変身し、町の平和を取り戻すため、パックマンがパワー餌を武器に戦う……というストーリー。会場ではアヴィさんが「登場から30年たったが、ポップカルチャーのアイコンとしての『パックマン』の存在感は変わらない」とスピーチし、「ザ・パック・イズ・バック!」のかけ声と共に上映された。

 「パックマン」はナムコ(現バンダイナムコゲームス)が1980年5月22日に発表したアーケードゲームで、87年まで約29万台が制作された。米国で82年にテレビアニメ化され、全米で高視聴率を記録した。05年には「世界で最も成功した業務用ゲーム機」としてギネスブックに掲載されている。(毎日新聞デジタル)

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