戸田恵梨香:「こんなに愛されて感謝」 “リアル”ライアーゲームにファン400人

映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」のDVDパッケージを手にPRする戸田恵梨香さん
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映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」のDVDパッケージを手にPRする戸田恵梨香さん

 映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」(松山博昭監督)のブルーレイディスク(BD)とDVDの発売を記念し、27日、原宿ラフォーレミュージアム(東京都渋谷区)で“リアル”ライアーゲームが繰り広げられ、作品ファン約400人が体験した。会場には主役の神崎直を演じる戸田恵梨香さんが登場し「この作品に3年間携わってきて、こんなに愛されてきたことに感謝しています」とあいさつ。ファンによる人気投票で神崎直が断トツで1位だったことを聞かされると、「うれしい~」と顔をほころばせた。

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 戸田さんのほか、強烈な個性の福永ユウジを演じた鈴木浩介さん、原作者の甲斐谷忍さんが登場。甲斐谷さんは「舞台裏で見ていましたが、面白かった。僕が出たら速攻で負ける」ともらし、「実際に人が動く実験をしたことがないので、今日は新たな発見ができました」と感心していた。優勝者には映画で実際に使われた腕時計と、甲斐谷さんが「徹夜で描いた」というオリジナルイラストがプレゼントされた。

 「ライアーゲーム」は、甲斐谷さんが「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で不定期連載中のマンガが原作。真っ正直な性格の女子大生の神崎直(戸田さん)が、巨額の金を賭けてだまし合う「ライアーゲーム」に巻き込まれ、天才詐欺師の秋山深一(松田さん)とともに頭脳ゲームに挑戦するサスペンス。07年に深夜枠でドラマ化され、平均視聴率11.4%というヒットを記録。昨年11月からは「シーズン2」がゴールデン枠に移動して放送された。

 鈴木さんはドラマシーズン2のクランクアップの日について「その日は27時間続けて撮影するハードな日でした」と振り返った。「映画がまだあるのに号泣してしまいました。この先こんなことがあるかなと思うくらい泣いちゃいましたね」と舞台裏を明かした。戸田さんも「思い出がいっぱいありすぎて、『終わらないと思っていたけど、終わるんだね』って、浩介さんと話して泣いたんです」と当時の状況を語った。甲斐谷さんも「撮影をのぞいたこともありましたが、マンガ家よりも過酷な現場だったんじゃないかと思います」と2人をねぎらった。

 「シーズン2」の最終回は、ライアーゲームの準決勝後半、2チームに分かれて金塊を奪い合う「ゴールドラッシュゲーム」で、直が秋山にすべてを託して「ファイナルステージ」へ進出させるところで終わり、映画では、その後の決勝が描かれている。戸田さん、松田さんのほか、田辺誠一さん、吉瀬美智子さん、鈴木浩介さん、濱田マリさんらが出演。映画は興行収入23億円を超える大ヒットとなった。

 今後の原作の展開を聞かれ、甲斐谷さんは「あまりにもドラマや映画のクオリティーが高いので、原作はもっとすごいんだろうとプレッシャーをかけられています」と困った表情を見せると、戸田さんは「撮影は終わりましたが、『ライアーゲーム』は、きっとまだまだ終わらないんだろうなと思いました。これからも末永く愛してください」と作品をアピールした。

 BD&DVDは、本編BDとDVD、特典DVD2枚がセットになったプレミアムエディション(9975円)とBD(4935円)、DVD(3990円)の3種類で、9月15日発売予定。(毎日新聞デジタル)

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