注目アニメ紹介:「屍鬼」 死の連鎖描く小野不由美のホラー 声優GACKTも登場

アニメ「屍鬼」のメーンビジュアル(c)小野不由美・藤崎竜/集英社・屍鬼製作委員会
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アニメ「屍鬼」のメーンビジュアル(c)小野不由美・藤崎竜/集英社・屍鬼製作委員会

 「十二国記」の小野不由美さん原作のホラー小説を「封神演義」の藤崎竜さんが描いたマンガ「屍鬼」がアニメ化され、8日からフジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」で放送される。

ウナギノボリ

 周囲を森で囲まれた外場村は、人口わずか約1300人、他の町とは国道1本だけでつながっており、土葬の習慣が残っている。ある日、村の山入地区で3人の死体が発見されたが、普通の死として片づけられた。村唯一の医者・尾崎敏夫は、不自然さを感じる。それに呼応したかのように、村人が次々と謎の死を遂げる。原因は疫病? それとも……というストーリーだ。

 見どころは、ベストセラー作家、小野さんの生み出したストーリーだ。事件の直前に完成した村に不似合いの洋館、貧血のような症状があるだけで死ぬ「患者」たち。原因は何なのか……。そして藤崎さんの描いたマンガがアニメで鮮やかに再現されている。

 GACKTさんがアニメで初めてレギュラー声優を務め、洋館の主・桐敷正志郎を担当する。村での生活を嫌う少年・結城夏野にアニメ「ソウルイーター」でソウル=イーターを演じた内山昂輝さん、村唯一の医者・尾崎敏夫は「鋼の錬金術師」(03年版)のロイ・マスタング役の大川透さん、夏野の同級生・清水恵は「かんなぎ」のナギ役の戸松遥さんが演じている。制作は童夢。

 放送は毎週木曜深夜1時15分(初回のみ1時半)、関西テレビでは13日から毎週火曜深夜1時59分、東海テレビは15日から木曜深夜2時45分、BSフジは8月14日から土曜深夜1時半。(毎日新聞デジタル)

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