笑福亭鶴瓶:ハリウッド進出に意欲みせる愛菜ちゃんに「おっちゃんも連れてってー」

ワールドプレミアに登場した笑福亭鶴瓶さん(中央左)と芦田愛菜ちゃん(同右)
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ワールドプレミアに登場した笑福亭鶴瓶さん(中央左)と芦田愛菜ちゃん(同右)

 米ハリウッド製作の3Dアニメ「怪盗グルーの月泥棒 3D」の日本語吹き替え版に出演する落語家の笑福亭鶴瓶さん(58)とドラマ「Mother」(日本テレビ系)などで知られる人気子役の芦田愛菜ちゃん(6)が27日(現地時間)、米ロサンゼルスのNOKIAシアターで開かれた同映画のワールドプレミアに特別ゲストとして出席した。会場には劇中に登場するキャラクター「ミニオン」の外見にちなんでレッドならぬイエローカーペットが敷かれ、堂々とカーペットの上を歩いた2人。鶴瓶さんから「ハリウッドからのオファーが増えるかも」と振られると愛菜ちゃんは「外国にいけるなら、やってみたいです」と前向きで、鶴瓶さんも「これから愛菜ちゃんは、いっぱいハリウッドでも仕事すると思います。愛菜ちゃん、おっちゃんも連れてって~!(笑い)」とおどけていた。

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 鶴瓶さんは黒いスーツ姿、愛菜ちゃんは薄いグリーンのストライプの入ったドレス姿でそろって登場。2人とも海外のワールドプレミアに参加するのは今回が初めてで、愛菜ちゃんにとっては、海外旅行も初めて。プロデューサーの希望で、国外の吹き替えキャストで招待されたのは2人だけで、各国からの取材も殺到した。

 初めてのワールドプレミアに鶴瓶さんは「初めてのイエローカーペットで感激しています」、愛菜ちゃんも「うれしい。いっぱい外国人さんがいる」と楽しんだ様子。鶴瓶さんが「愛菜ちゃんは、本当に可愛い。他の外国の人と比べても負けてないよ。楽しんで(カーペットを)歩いている」と愛菜ちゃんを絶賛した。

 プレミアには、「リトル・ミス・サンシャイン」(06年)や「ゲット スマート」(08年)などヒット作に出演したコメディアンで主人公グルーの声を担当したスティーブ・カレルさん(46)や、グルーの母親の声を務めた女優のジュリー・アンドリュースさん(74)らも参加。「メリー・ポピンズ」「サウンド・オブ・ミュージック」(ともに64年)などで知られる国民的スターのアンドリュースさんの大ファンという鶴瓶さんは「ジュリーさんの映画、10回以上見ています」と緊張気味。一方、愛菜ちゃんは23日に6歳になったばかりと紹介されると、アンドリュースさんから「6歳!? 素晴らしい! お誕生日、おめでとう」と祝福され、「サンキュー」と英語で堂々と答えていた。アンドリュースさんは2人のことを「あなたたち、本当の親子みたい(笑い)」と仲むつまじい様子に目を細めていたという。

 「怪盗グルーの月泥棒 3D」は「アイス・エイジ」シリーズのプロデューサー、クリス・メレダンドリさんが、ユニバーサル・スタジオと組んで初めて製作する本格3Dアニメ。怪盗グルーと仲間のミニオンたち世界ナンバーワンの怪盗団は「月を盗む」作戦を計画。作戦に不可欠な秘密兵器を宿敵ベクターに盗まれてしまい、鉄壁の守りのベクターの基地から取り返すには、基地に出入りできるアグネスら孤児の3姉妹を利用するしかない。彼女たちを孤児院から引き取った子供嫌いのグルーは「未来のパパ」と懐かれて大混乱! いつしか互いに心を通わせるようになるが、ベクターに3姉妹を誘拐されてしまう。果たして3姉妹を助けることができるのか? そして、月を盗むことができるのか……というストーリー。

 全米で7月9日に公開。日本は10月29日からTOHOシネマズ有楽座(東京都千代田区)ほか全国でロードショー。(毎日新聞デジタル)

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