「ハロー!プロジェクト」所属のアイドル、真野恵里菜さん(19)が1日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスで行われた映画「怪談新耳袋 怪奇」(篠崎誠監督)のワールドプレミア上映に出席した。上映後、水色のドレスを着た真野さんがエンディング曲「−家へ帰ろう−」を歌いながら登場すると、会場に集まった約2000人の観客は熱気に包まれ、特に英語の歌詞の部分ではひときわ大きな歓声が上がった。歌い終わった真野さんは「ハローLA!」と英語であいさつした。
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ワールドプレミア上映は、日本でブレーク中のアイドルを世界へ連れて行くという日米合同の国際文化交流企画「ジャパニーズアイドルプロジェクト」がきっかけ。2010年第1回の「ジャパニーズアイドル」代表として真野さんが選ばれ、自身初出演にして初主演の映画「怪談新耳袋 怪奇」の上映イベントを、映画の本場ハリウッドで開催することとなった。
レッドカーペットを歩いた真野さんは、白い幽霊にふんした男性にエスコートされ、集まった約100人もの報道陣の前に。「ここに今自分がいるのが不思議です」と感想を語り「アメリカの方に真野恵里菜を知って、好きになってもらいたい。LAでも活躍できるように頑張ります」と意気込んだ。
真野さんは上映後の舞台あいさつとミニライブを2回こなし、アメリカの観客の盛り上がりぶりを目の当たりにして「アメリカのお客さんはノリがすごい!」と大興奮。「英語の歌詞を歌った時はドッキドキでしたが、お客さんが盛り上がってくれてうれしかったです。次はアメリカでライブをやりたい」と感激していた。
「怪談新耳袋 怪奇」は、03年からBS-TBS(旧BS-i)で放送された人気ホラーシリーズの劇場版で、新作公開は4年ぶり。今回は「ツキモノ」と「ノゾミ」の2本立てのオムニバスストーリーで、96年公開の「おかえり」でベルリン国際映画祭最優秀新人監督賞を受賞するなど活躍中の篠崎監督がメガホンをとった。真野さんは「ツキモノ」では謎の不気味な女に襲われる女子大生を、「ノゾミ」では自分のせいで妹が死んだと思い込み、恐ろしい幻覚を見る女子高生を演じている。
9月にシアターN渋谷(東京都渋谷区)ほか全国で順次ロードショー。(毎日新聞デジタル)
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