セガの対戦型ロボットアクションゲーム「電脳戦機バーチャロン」に登場するロボット「テムジン」の等身大模型が、青森市の青森県立美術館で開かれている展覧会「ロボットと美術−−機械×身体のビジュアルイメージ−−」(同展実行委主催)に出展されている。
ウナギノボリ
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「電脳戦機バーチャロン」は、95年にアーケード向けに第1作が登場した3Dロボットアクションゲーム。「機動戦士ガンダム0083」などで知られるカトキハジメさんがデザインしたロボット「バーチャロイド」同士が繰り広げるスピーディーな戦いで多くのファンを集め、セガサターン、ドリームキャストなど家庭用ゲーム機にも移植され、今冬にはXbox360でも発売される。展示されているのは、高さ約180センチの「等身大テムジン」と、ハセガワから発売されたプラモデル。「等身大テムジン」は、03年にPS2用ゲーム「電脳戦機バーチャロン マーズ」のプロモーションを目的に制作され、同実行委の呼びかけで展示が決まった。
「ロボットと美術展」は、産業や医療の現場からアニメ、マンガの世界まで、日本の幅広い場面で登場しているロボットと美術とのかかわりの歴史を紹介し、その文化史的意義を問う目的で開催。日本では「ロボット」という言葉が登場したカレル・チャペックの戯曲「R.U.R.」より前の時代から、ロボットの概念が登場しており、SF小説や風刺マンガにロボットが描かれた1920~30年代、「鉄腕アトム」「鉄人28号」から「機動戦士ガンダム」までさまざまなアニメにロボットが登場した戦後、現実に二足歩行ロボット技術が登場した現代までの文献や資料、イラストなどが展示されている。
期間は8月29日までで、入場料は大人1000円、高校生、大学生が700円、中学生以下は無料。9月18日~11月7日には静岡県立美術館、同20日~11年1月10日には島根県立石見美術館でも開催される。(毎日新聞デジタル)
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