エンタメ新スポット:各地に続々 ガンダム、エヴァ、ワンピース……夏休み名所巡りのススメ

静岡市内に立つ実物大のガンダム立像(c)創通・サンライズ
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静岡市内に立つ実物大のガンダム立像(c)創通・サンライズ

 アニメやマンガ、ゲームに登場するキャラクターらが作品から飛び出し、各地をにぎわせている。夏休みを機に、好きな作品で盛り上がっている場所へと足を運んでみてはいかがだろうか。

ウナギノボリ

 昨夏、東京・お台場で人気を集めた高さ18メートルの実物大ガンダム像が今年は、JR東静岡駅北側の東静岡広場(静岡市葵区)で熱いガンダムファンを出迎えている。24日開幕した「模型の世界首都 静岡ホビーフェア」の目玉として出展。新たに手にしたビームサーベルは夜になると光り輝くファンにはたまらない仕掛けも。会場内には東京・秋葉原の「GUNDAM Cafe」も進出しており、ガンダム好きなら押さえておきたいポイント。人気メニュー「ガンプラ焼」「シャア・アズナブルのパイロットランチ」などを食してみよう。来年3月27日まで来場者約90万人が見込まれている。

 ガンダムと並ぶロボットアニメの双へきエヴァンゲリオンは、世界初の「エヴァンゲリオン初号機」の実物大胸像が富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)で公開中だ。高さ9メートル、幅16メートル、エヴァ起動の際の効果音に加え、両目があやしく光り輝いたり、口の周りからミスト状の白い煙が噴射されるなど、つぼを押さえた演出にエヴァファンも納得だ。実物大胸像が設置されているパビリオン「EVANGELION:WORLD −実物大初号機建造計画−」は主人公・碇シンジが初めて初号機と出合った第7ケージ(格納庫)も再現され、実物大コクピット「エントリープラグ」の操縦席では、1回1000円で記念撮影も楽しめる。エヴァンゲリオンの世界観にどっぷりとつかることができる。

 ゲームもリアル世界に飛び出した。恋人同士の甘い時間を楽しむゲーム「ラブプラス+」でヒロインとの仮想旅行の舞台になる熱海では、iPhone用のソフトを使えば、ヒロインたちとその場に一緒にいるような写真が撮れるスポットが市内全29カ所に設けられている。地元では「熱海ラブプラス+現象(まつり)」(8月31日まで)と題して、あいじょう岬や熱海城など市内6カ所を回るスタンプラリーが楽しめるようになっており、ヒロインが描かれた温泉まんじゅうや入浴剤なども土産物店で販売されている。また、東京・六本木の大型複合施設「東京ミッドタウン」の地下1階にオープンした「コナミスタイル」では、ヒロインの等身大POPが1万円で販売されている。

 東京ドームシティ(東京都文京区)では、15日に発売されたWii用ソフト「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」との連動イベント「ドラゴンクエスト アトラクションズ」を8月4~31日に実施する。期間中、イベントオリジナルの「冒険の書」を受け取ってスタンプを集めると、同ゲーム中で使える限定特典と勇者認定証が手に入る。

 「本の町」で知られる東京・神保町では、尾田栄一郎さんのマンガ「ワンピース」が街をジャックするイベント「神保町ワンピース カーニバル」が開催されており、連日ファンなどでにぎわっている。街全体を美術館に見立て、通りや店舗、ビルの壁面などに、大小さまざまな「ワンピース」のイラストや精巧な複製原画、特製ポスターなど200点以上が展示されている。イベントは8月1日までなので、見に行く方はお早めに。

 フジテレビのイベント「お台場合衆国2010 笑うBayには福きたる!!」でも、「ワンピース」のブースが展開中。アニメの世界観を再現した体感型アトラクション「急げエースのもとへ!!ワンピースメモリアルログ~インペルダウン・マリンフォード編~」ではブース内を歩いて回れる。また、主人公ルフィやエースらの巨大フィギュアも展示されており、写真撮影もできる。

 8月13~15日に東京ビッグサイト(東京都江東区)まで足を延ばせば、そこは日本最大のマンガ同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)78」の会場だ。企業ブースも数多く出展され、アニメや声優関連のイベントなども行われることから、夏と冬の風物詩ともいえる祭典となっている。(毎日新聞デジタル)

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