70年代の名作テレビアニメが、シリーズ初めての人間の少女を登場させて、全く新しい映画になった。31日に全国で公開される劇場版アニメ「昆虫物語 みつばちハッチ~勇気のメロディ~」(アミノテツロ監督)は、小さな命の大切さが伝わってきて、子どもから大人まで楽しめる作品に仕上がっている。
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みつばちの王子ハッチは母親を捜す旅をしている。女王バチである母親は、スズメバチに巣を襲われ、さらわれてしまったからだ。ハッチは通りすがりの街で横暴なカマキリにやられていたイモムシを助けたことが縁で、人間の少女アミィと知り合いになる。アミィは友だちがおらず、いつも1人でハーモニカを吹いていた。ハーモニカの美しい音色に引き込まれたハッチは、アミィと友だちになる。アミィはハッチが話せることに最初は驚くが、一緒に母親捜しをすると約束してくれた。一方で、街で知り合った他の虫たちから、スズメバチと戦うのは無謀だと忠告される……という冒険物語。
1人の少女と1匹の虫。これを「ひとりぼっち同士の話」と誤解してはならない。寂しさをまぎらわすためにハーモニカを吹くアミィは確かに孤独だが、ハッチは違う。「お母さんに会う」という目的と強い信念が胸にあり、いろいろな虫たちとすぐに友だちになれるのだから。1人旅だが、決して孤独ではないのだ。
ハッチの正義感と勇気はまっすぐで、ときには痛々しい。70年代と違って21世紀の虫たちは、簡単にはハッチの勇気になびいたりしない。イモムシ、アリ、セミ、テントウムシらが現実的なことをいうのだが、そこがこの映画の面白いところでもある。ハッチの頑固にあきらめない態度は、やがてあきらめムードだった虫たちの心に火をつけていく……。
映画「おくりびと」(08年)の脚本で知られる小山薫堂さんが総合プロデュース。タツノコプロらしく虫の造形も楽しい。虫目線で広がる風景は、ミクロの世界を見せてくれる。野に咲く花々、満天の星の夜空……背景もとても美しい。思わぬ感動作にたじろいだ。31日から全国で公開。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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