堀北真希:「バカになる楽しさを知りました」学ラン姿で映画「これでいいのだ!!」会見

「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」製作会見に登場した堀北真希さん
1 / 1
「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」製作会見に登場した堀北真希さん

 女優の堀北真希さんが2日、マンガ家の故・赤塚不二夫さんの半生を担当編集者の目を通して描いた映画「これでいいのだ!! 映画★赤塚不二夫」(佐藤英明監督)の製作会見に学ラン姿で登場した。堀北さんは「自分の知っている世界とは遠くて、バカになれとかシェーとか抵抗があったんですが、最近はバカになる楽しさを知りました。どんな映画になるのか、どんな自分になるのか楽しみです」と語り、学ラン姿については「結構意外と似合ってると思います。(浅野忠信さん演じる)先生のセーラー服姿のほうが衝撃的でした」とジョークも飛ばしていた。

あなたにオススメ

 映画は赤塚さんの担当編集者だった武居俊樹さんの著書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!!」(文芸春秋)が原作。映画「踊る大捜査線」シリーズの君塚良一さんが脚本を手がける。1967年の小学館の入社式、紫のスーツを着て、マンガ「天才バカボン」の登場人物「イヤミ」に扮(ふん)した赤塚不二夫(浅野さん)が登場し、社員全員で「シェー」のポーズを決めることに。その光景にぼうぜんとする新入社員の武田初美(堀北さん)は、その後赤塚の担当となり、赤塚のハチャメチャな生き方に翻弄(ほんろう)されながらも、名パートナーになっていく……というストーリー。

 「映画の中でチビ太というあだ名をつけられるので、チビ太が好きです」と話す堀北さんは、「すごくテンションを上げなければならないんですが、深夜や早朝からマックスのテンションで御願いしますと言われて……。最近はコツをつかみまして、とにかく叫ぶ。なんでも奇声を発してみるとテンションが上がるのでやたら叫んでいます」とハイテンションを求められる撮影の苦労も明かした。

 少女マンガ誌の編集委員を演じる阿部力さんは、「皆さん相当濃いキャラクターなので、それに飲み込まれないようにちゃんと少女コミックの編集部員として説得できるような芝居ができれば。先生は満州国出身ということで、僕もそちらの出身なので、いろいろお話ししたかった」と話し、原作の著者の武居さんは「楽しみにしているのが、赤塚先生の浅野さんと僕の役の堀北さん。こういうことだったんだなと、懐かしく思いながら撮影を見せていただきました。僕の会ってたころの先生は、今の浅野さんみたいにハンサムで、僕はギャグのその奥にあるまじめさを学びました」と赤塚さんをしのんでいた。映画は11年ゴールデンウイーク公開。(毎日新聞デジタル)

映画 最新記事