NHK大河ドラマ:再来年は「平清盛」 40年ぶりの清盛は養子

大河ドラマ「平清盛」のイメージビジュアル=NHK提供
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大河ドラマ「平清盛」のイメージビジュアル=NHK提供

 NHKは4日、12年の大河ドラマを「平清盛」に決めたと発表した。脚本は連続テレビ小説「ちりとてちん」などの藤本有紀さん。清盛が養子だったという独自の視点で描かれる。大河ドラマで平清盛が主役となるのは、1972年の「新・平家物語」以来40年ぶり。

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 平清盛は平安時代末期、武士の一大勢力だった平忠盛の長男として誕生。後を継いで平家を率い、保元の乱と平治の乱の戦いを勝ち抜き、武士として初の太政大臣になり、実質的に天下を握った人物。中国との交易で莫大な富を握った。大河ドラマでは、本当の親を知らないまま、武士の新興勢力・平氏のもとで育てられた少年で、平忠盛も養父役という設定。武士が貴族たちから差別されていた時代に、瀬戸内海の海賊を束ね“武士の王”となり、貿易こそがこの国の豊かになる道だと人々に説く……という視点から描かれる。

 大河ドラマは現在、福山雅治さん主演で坂本龍馬の33年の生涯を、三菱財閥創業者の岩崎弥太郎の視点から描いた「龍馬伝」が放送されている。大河ドラマ50作目となる来年は、織田信長の妹・お市と戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井三姉妹”の三女・江の波乱に満ちた生涯を描く「江 姫たちの戦国」が上野樹里さん主演で放送される。(毎日新聞デジタル)

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