「トンマッコルへようこそ」(05年)のチャン・ジン監督が、社会風刺とユーモアを交えて3人の大統領を主人公にした群像劇の映画「グッドモーニング・プレジデント」を製作した。チャン監督は「韓国の三谷幸喜」と呼ばれているらしい。なるほど、チャン監督は演劇分野出身。チャン・ドンゴンさんが4年ぶりに映画に出演しているのも話題だ。
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任期満了まであと半年のキム・ジョンホ大統領(イ・スンジェさん)は、イベントで応募した宝くじで、なんと1等に当選してしまう。しかし、「当たったら全額寄付する」と公言してしまったことを思い出して、悩みに悩んだ末に……。その半年後、キム大統領の盟友の息子であるチャ・ジウク(チャンさん)が、最年少で大統領に就任。チャは妻と死別して幼い息子と暮らしている。チャは初恋の相手だったキム前大統領の娘に、今も心を寄せている。ある日、チャは謎の男に襲われる……。チャの後に大統領になったハン・ギョンジャ(コ・ドゥシムさん)は、韓国初の女性大統領。夫のチャンミョン(イム・ハリョンさん)は「大統領の夫」としての“任務”になかなか慣れない。妻を思って行ったチャンミョンの行動が、ハンの政治生命に危機をもたらす……という3人の大統領の三つの物語が展開する。
三つのエピソードは微妙につながり合う。3人の素顔が見えるのは共通して「青瓦台(チョンワデ)」(大統領官邸)の台所。料理人の前では、みな素顔をさらけ出す。料理人を演じるイ・ムンスさんはチャン作品の常連。温かい人柄をにじませている。大統領を演じる3人も人間味あふれる芝居で観客を魅了する。さまざまな映画で活躍する芸人出身のイムさんが大統領の妻を持つダメ夫でとぼけた味わいを出し、チャン(・ドンゴン)さんは清潔感と正義感あふれる大統領を見せる。
チャン監督は演劇界で培った持ち前の脚本センス、味のある配役で独自の世界を作り上げる。今作では、いい大人……それも国のトップの大統領が悩み、傷つくところを描き出し、そこに人間味のある温かい視線を送っている。ユーモアの中に、ホロリとするシーンをたくさん用意した大人のためのエンターテインメント作だ。7月24日からシネマート新宿(東京都新宿区)、シネマート心斎橋(大阪市中央区)ほか全国で公開中。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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