工藤綾乃:「家訓は文武両道。生活はぴしっと」小学生に国民的美少女のなり方助言

「怪談レストラン」完成披露試写会に登場した工藤綾乃さん
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「怪談レストラン」完成披露試写会に登場した工藤綾乃さん

 09年の国民的美少女コンテストグランプリの工藤綾乃さんが初主演する映画「怪談レストラン」(落合正幸監督)の完成披露試写会が5日あり、工藤さんのほか、閻魔(えんま)大王を演じたお笑いコンビ「響」の長友光弘さん、さくらまやさんらが役柄の衣装とメークで舞台あいさつに登場した。司会を務めた小学生から、どうしたら国民的美少女になれますか?と質問された工藤さんは、「苦手なこともちゃんとまじめに。工藤家の家訓は文武両道です。日ごろの生活からぴしっとやっておけばなれると思います」としっかりとした口調で答えていた。

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 この日は夏休みの親子試写会ということで、小中学生の子供スタッフが取材をしたり、司会やチケットのもぎりなどを手伝った。工藤さんは「初出演、初主演という大役をやらせていただきましたが、自分なりにがんばってやりました。大きなスクリーンで私が映るのは今でも信じられないですが、この日を迎えられてうれしいです。最後の死神と戦うシーンに注目してください」と自信をみせ、落合監督は「綾乃ちゃんはすごく根性がすわってます。みんなをひっぱっていって事件を解決するキャラクターとして、いいチームワークができました」と絶賛していた。

 長友さんは「撮影時間は3時間で終わりました。入って3時間後にクランクアップって言われました。ミツコを消したくなくて、ミツコで使ってるヅラを使ってます。出ている時間は短いですが、インパクトは一番大きいので、まばたきせず見てください」と出演シーンをアピール。お菊人形を演じるさくらまやさんは「この衣装は気に入っているんですけど暑いんです。前髪が気に入っていて、家族に笑われましたが、この髪形が気に入っています」と満足げだった。

 「怪談レストラン」は96年に刊行された児童文学のベストセラーが原作。レストランオーナーの「おばけギャルソン」が、毎回怪談フルコースを提供するという構成で、世界各国の民話を元にした怖がらせるだけではないユーモアあるストーリーと、可愛らしいイラストで小学生を中心に人気を博し、シリーズ50巻で累計850万部を売り上げている。09年からテレビ朝日系でアニメ化もされている。

 劇場版は、テレビシリーズの世界観をアニメと実写、CGを融合させて、スケールアップして描く。工藤さん演じる天野ハルは、怪奇現象の解明が趣味で、オリジナルの探偵七つ道具を持つ自称・怪奇探偵。妹のマイが、死に神メールの仕業だとうわさされる失踪(しっそう)事件に巻き込まれ、ハルは消えた少年少女を連れ戻すため、死人の町へ向かい、CGのお化けキャラクターに立ち向かう……というストーリー。21日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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