山崎まさよし：「いい歌をかいてよかった！」15周年でスガシカオらカバー　Augusta　Camp2010

　9月にデビュー15周年を迎えるシンガー・ソングライターの山崎まさよしさん（38）が15日、「都立夢の島公園陸上競技場」で行われた野外イベント「Augusta　Camp　2010」に出演。シンガー・ソングライターのスガシカオさん（44）や歌手の杏子さん（50）、元ちとせさん（31）、音楽ユニット「スキマスイッチ」らに自らの楽曲をカバーされた山崎さんは「15周年ということで、僕の曲を歌っていただき、ありがとうございました。この先肉体がなくなっても歌は語りつがれていくということは、いちばんそれ（アーティスト）冥利に尽きる。曲はたくましく育ってほしい。つくづくいい歌を書いてよかった！　みんなカラオケでも何でも自由に歌ってくれ！」と感激していた。

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　「Augusta　Camp」は99年夏に山崎さんの野外コンサートツアーとしてスタート。01年から、音楽プロダクション「オフィスオーガスタ」に所属する山崎さん、スガさん、杏子さん、スキマスイッチらアーティストが一堂に会してステージを繰り広げ、セッションも披露してきた。今年は14、15の両日、初のアコースティック編成で行われ、10組のアーティストが出演。各アーティストのステージと、山崎さんの楽曲をカバーするトリビュート企画を交互に行った。会場には各日とも1万2000人の観客が詰めかけた。

　山崎さんはデビューアルバムのタイトル曲「アレルギーの特効薬」、最新アルバム「IN MY HOUSE」に収録されたバラード曲「追憶」、最新シングルのカップリング曲で、歌詞にこれまでの山崎さんのシングル曲のタイトルを盛り込んだ「シングルマン」など計6曲を熱唱。山崎さんは観客とコール＆レスポンスを楽しんだほか、「今日ここへ集まってくれたみんなの大きな声が聞きたくなってきた！」と観客をあおり、山崎さんのかけ声に合わせて観客が声を上げながら拳を突き上げる場面もあった。

　スガさんは、自身のステージでアイドルグループ「SMAP」の「夜空ノムコウ」のセルフカバーなど5曲を披露したほか、スキマスイッチの常田真太郎さん（32）と、山崎さんのバラード「振り向かない」を披露し、2人で「山崎まさよし、15周年おめでとう！」と言ってステージを後にした。杏子さんはミュージシャンのあらきゆうこさんと「ペンギン」、元さんは「やわらかい月」、スキマスイッチの大橋卓弥さん（32）は「全部、君だった」をカバーした。

　イベントの最後に出場者全員が、山崎さんの「セロリ」「中華料理」「僕はここにいる」「根無し草ラプソディー」をメドレーで歌い上げると観客も大合唱。同イベントの定番曲となっている「星のかけらを探しに行こう Again」で終演を迎えた。

　同イベントの模様は「Augusta　Camp　2010　Acoustic　Live　in　夢の島」と題し、28日午後8時から、WOWOWで独占放送される。（毎日新聞デジタル）