来日した女子プロテニスのマリア・シャラポワ選手（23＝ロシア）が24日、スイスの高級時計メーカー「タグ・ホイヤー」の銀座店（東京都中央区）を訪れた。26日から有明コロシアムで行われる「東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメント」に出場するシャラポワ選手は勝利への手応えを聞かれると「あります。トーナメントに出るからには自分に自信がなければいけない。自分のベストで臨む」と力強く語った。
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「ロシアの妖精」と呼ばれ、ファッション誌の表紙を飾ったこともあるシャラポワ選手は、同メーカーの時計「フォーミュラ1 レディ スティール＆セラミック コレクション」のデザインに携わった。シャラポワ選手は「もともとメンズの時計が好きだった。サイズが大きくてクラシックでシンプルだけど存在感がある。今回のものはその大きさを少し小さくした」と話し、「忙しい生活に振り回されている女性にふさわしいものになった。世界中を旅している自分にとっても気軽につけられる。ジーンズの時もドレスアップしている時も気にせずつけられる」と仕上がりに満足している様子を見せた。
非常に身長の高いシャラポワ選手だが恋人は自分より身長が高い方がいいかと問われると「そういう差別はしません」と笑顔を見せ、好みのタイプを「活動的で地道でユーモアがあってプロアスリートとしての自分のことも理解してくれて……といろいろありますが、最終的には1日の終わりに日々の生活のことを話して笑いあってリラックスできる人」とコメント。「14～15歳で初めて来てから（日本に）何度も来ている」というシャラポワ選手は日本食は「しゃぶしゃぶが好き。終わった後にめんを入れるのが好きです。（買い物では）急須を買ったりして、来るたびに違うものを探している」と笑顔で話すなど、若い女性らしい一面ものぞかせた。
またこの日は最も輝いている女性に贈られる「タグ・ホイヤー レディース アワード」にトリノオリンピック五輪金メダリストでプロフィギュアスケーターの荒川静香さん（28）が選ばれ、シャラポワ選手がデザインした時計が贈られた。シャラポワ選手から時計を受け取った荒川さんは「こんなにすてきな時計と賞をいただけて光栄です。何よりもシャラポワさんにお会いできたことが非常に光栄なこと」と喜び、シャラポワ選手について「強さとエレガントさがあって実際より大きく見える。かわいらしい雰囲気を持った方。テレビで拝見していた方が隣にいらっしゃるのが不思議な感じ」とほほ笑んでいた。
「フォーミュラ1 レディ コレクション」は従来の「フォーミュラ1 コレクション」にセラミック素材を導入した新作の時計。ダイヤなしのプレーンなモデル（14万7000円）と、計0.35カラットのダイヤモンド60個を使用したモデル（19万9500円）、計0.75カラットのダイヤモンド120個を使用したモデル（27万3000円）の3タイプがあり、それぞれ黒と白の2色を展開している。（毎日新聞デジタル）
