女優でタレントの菊池桃子さん、渡辺美奈代さん、松本伊代さんの元アイドル3人が人気パティシエ3人とコラボレートして開発したスイーツの発表会が27日に都内であった。鎧塚俊彦シェフと組んだ松本さんは「鎧塚さんは質問上手。半熟カステラが好きと言ったら、『完熟スイーツはどうですか?』と完熟を推してきました」と笑いながら開発のきっかけを話すと、タレントの川島なお美さんの夫でもある鎧塚シェフは「元アイドルの方とは相性がいい。でも完熟はいくらなんでも失礼じゃないかな、と後で思いました」と恐縮していた。
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コラボは、スリーエフのオリジナルスイーツブランド「オンブラージュ」の発売15周年記念として実現した企画。コンビニスイーツのメーン消費者の“アラフォー世代”をターゲットに、アイドルとして一世を風靡(ふうび)した元アイドルと人気パティシエがペアを組み、マドンナの思いとパティシエの感性で、それぞれケーキ2種類とクリスマスケーキ1種類を企画・開発しようというもの。この日は松本・鎧塚ペアの完熟スイーツのほか、菊池さんと辻口博啓シェフによる桃のロールケーキ「The Premium Roll~MOMO~」が発表された。渡辺さんは小山進シェフと組んで現在、鋭意開発中という。
菊池さんは「三つお願いしました。旬のものを使いたい。甘さはしっかりでも低カロリー。私が『桃子』なので、桃を使ってほしい」と話し、辻口シェフは「菊池さんの『桃よ』という言葉が決め手。もう一つは季節の素材のクリを使いました。『モンブランとロールケーキ、どちらも好きなのでどっちもかなえてくれませんか?』と言われたので、『渋皮栗のモンブランロール』にしました」とコラボケーキを紹介。「菊池さんが謙虚な言い方をされるので、全部かなえたくなる」ととろけるような笑顔で話した。
渡辺さんは「子供を産んでからはスイーツ選びも子供目線。小山シェフと『それなら、シンプルなスイーツがいい』という話になって、スプーンで食べるロールケーキとプリンにしました。ロールケーキに入れた和素材はまだ秘密です」と未完成のスイーツについて話していた。小山シェフはこの日の会見は欠席した。
辻口シェフと菊池さんが手がけたコラボスイーツの第1弾は10月15日、小山シェフと渡辺さんの第2弾は11月上旬、鎧塚シェフと松本さんの第3弾は11月下旬にスリーエフで発売予定。(毎日新聞デジタル)