ONE PIECE:作画風景を世界初公開 5日からトルコの“ジャンプ展”で

「Discover MANGA −the world of SHONENJUMP−」で展示される「NARUTO」のびょうぶ(C)1999 by Masashi Kishimoto/SHUEISHA Inc.
1 / 1
「Discover MANGA −the world of SHONENJUMP−」で展示される「NARUTO」のびょうぶ(C)1999 by Masashi Kishimoto/SHUEISHA Inc.

 大ヒットマンガ「ONE PIECE」の尾田栄一郎さんの作画風景がトルコで世界初公開される。集英社が10月5日からイスタンブール現代美術館で開くマンガ展「Discover MANGA −the world of SHONENJUMP−」の中でビデオ展示するもので、下書きからペン入れ、着色とカラー原画ができるまでが紹介される。

ウナギノボリ

 同マンガ展は「週刊少年ジャンプ」を題材に、同美術館の4分の1のスペースを使い「マンガと出会う/見る」「マンガを読む」「マンガを知る」の三つのゾーンに分けて展示。尾田さんの作画風景は「マンガを知る」のゾーンで「DRAGON BALL」の鳥山明さんのビデオと一緒に放映され、実際に下書きやキャラクターの設定画の実物のほか、尾田さんや担当編集者の走り書きまで忠実に再現された「ONE PIECE」第2話の複製原稿全点が展示される。

 この他、雑誌を高さ2.7メートル、幅1.8メートルのサイズで再現した「少年ジャンプ巨大オブジェ」や、岸本斉史さんの「NARUTO」の主要キャラクターを描いたびょうぶ(高さ1.7メートル、幅3メートル)、主人公ナルトと「ONE PIECE」のチョッパーの巨大モザイクアート(高さ2・3メートル、幅1・9メートル)などを展示。ジャンプ掲載作品の英語版コミック40冊を読むことができるほか、北米で放送された「DRAGON BALL」「NARUTO」「ONE PIECE」の3作品のアニメを英語吹き替え、トルコ語字幕付きで上映する。

 同マンガ展は、日本とトルコの友好関係の起点となったエルトゥールル号遭難事件から120年に当たる今年「トルコにおける日本年」の認定事業として、トルコで実施するもの。同社がマンガ展を海外で行うのは初めて。これまでトルコでは、同社刊行作品のテレビアニメが放映されたことはあるが、トルコ語のマンガ本を出版したことはなく、同社は今回のマンガ展を機にライセンス事業に参入、トルコ近隣のイスラム圏諸国でマンガビジネスに本格参入していく意向という。

 なお、初日の5日午後6時半からは「週刊少年ジャンプ」の編集長とイスタンブール現代美術館の館長のトークイベントが開催される。(毎日新聞デジタル)

アニメ 最新記事

MAiDiGiTV 動画