M-1グランプリ2025 アナザーストーリー
新王者たくろう完全密着!解散危機を乗り越えた“軟弱の星”が掴んだM-1ドリーム
12月28日(日)放送分
理想の恋人、ネゴシエーター、医師……別人格を記憶に刷り込まれ、クライアントが要求する通りの“ドール(人形)”となったエージェントが活躍するSFアクションドラマ「ドールハウス シーズン1 DVDコレクターズBOX」(全13話4枚組み、1万920円)が発売中だ。プロモーションのために来日した主演のエリザ・ドゥシュクさんに話を聞いた。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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ドゥシュクさんが演じるのは、地下組織「ドールハウス」に所属する美しきエージェント、エコー。エージェントといっても、普段は人格を抜き取られ“人形”同然。クライアントからの依頼が来ると、そのクライアントが希望する通りの人格をインストールされ任務に就く。ドゥシュクさんはドラマの中で30以上の別人格を演じた。中には、狩りの獲物になったり、窃盗のプロや賞金稼ぎといった荒っぽいものもあった。そのほとんどのアクションを、スタントなしで自ら演じた。
「スタントのコーディネーターの言うことをよく聞くことはもちろんだけど、週に5日は泳いだり、走ったりといったトレーニングを欠かさなかったわ」とドゥシュクさんは話し、撮影中のある日曜日にはトライアスロン大会に出場し、セレブ部門で3位になり、「(女優で歌手の)ジェニファー・ロペスに勝ったこともあったのよ」と誇らしげだ。
トレーニングを怠らないのは、「食べることがだ~い好き」だから。「だからこそ、鍛錬が必要なの。仕事中にはコーヒーに入れるシュガーを控えたり、自分なりに気をつけているわ。でも、週に1度くらいは、今日はいいや、食べちゃおうという日があるの」と美しさを保つ秘訣(ひけつ)を披露。ちなみに、今回の来日では4日間で約70媒体の取材を受けたが、「日本のお菓子をいろいろ集めておいて、最後の日にワッと食べるのが楽しみ」と話していた。
いろんな人格を演じた中で楽しかったものは、「ポップスターの役(第3話)も楽しかったし、全盲の女性(第5話)、あれはチャレンジングな役だったけど、演じてみたら自然にできたのでびっくり。あと、第2話では山登りやラフティング(ボートを使った川下り)をしたけど、仕事であんな体験ができたのは楽しかったわ」と肉体的にも困難な役柄を苦にせずチャレンジした。
ドゥシュクさんは今作でプロデューサーも務めている。制作者と女優の考え方が、ときとしてぶつかることもあるのでは?
「互いにカバーしあっている気がするわ。私はもともと物事をコントロールしたがる人間なの。だからプロデューサーという調整役の仕事は合っているみたい。むしろ、プロデューサーの役割を果たすことで、カメラの前に立つだけじゃなくて、魂も作品に込められた」と、今作に対する並々ならぬ強い思いが伝わってきた。
母親は、大学で国際政治学を教える教授。その遺伝子のせいか探究心が強い。
「(テレビシリーズの)『吸血キラー/聖少女バフィー』に出演するようになって、大学には行かなかったから、実はいまUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)で講義を受けてます。この間は、あるクラスでAをもらったのよ。そのクラスは、ドラッグやアルコールからの脱却というクラスで、教授の奥さんが日本人で、日本の文化ではどういう回復方法があるかなどを話してくれたんだけど、すごく面白かったわ」
男性誌「Maxim(マキシム)」が選ぶ「世界で最もHOTな女性100人」に10年間で6度もランクインしている才色兼備な女性だが、セクシーとか美しいと言われることは「もちろんうれしいし、ありがたい」としながらも、「ちょっとシュールな感じがする。だって、自分では“おてんば娘”だと思っているから」と苦笑する。さらに「だけど、私は常に、セックスアピールうんぬんよりも、人間として、自分自身を誇りに思える存在でありたいの、他人のまねじゃなくてね」と自信にあふれる笑顔を見せた。
「ツイッターの女王」としても知られ、フォロワーは60万人に及ぶ。今回の初来日では、インタビューの前日に、すでに渋谷や築地の魚河岸を散策。それについてツイッターでつぶやいたところ、「何百と反応が来たわ」と明かした。
最後に、「ドールハウス」という作品について、「扉を開いて別世界に入り、普段とは違った体験をすることで、みなさんの想像力を刺激できればとてもうれしい」とコメント。シーズン1に続いてシーズン2は、10月2日から順次レンタル開始となる。残念ながら、シーズン3は「その前に、映画のプロデュース作が2~3本あるので、いまはまだ手をつけられない」そうで、エコーとしての活躍は少しお預けだが、ドゥシュクさんの活躍は当分続きそうだ。なお、「ドールハウス シーズン2 DVDコレクターズBOX」は11月5日発売(全13話4枚組み、1万920円)。
<プロフィル>
1980年12月30日、米ボストン生まれ。6歳のころから子役として活躍。14歳のときに映画「トゥルー・ライズ」(94年)でアーノルド・シュワルツェネッガーさんの娘役を演じる。その後、米テレビシリーズ「吸血キラー/聖少女バフィー」(98~03年)にフェイス役で出演。日本では、03年の米テレビドラマ「トゥルー・コーリング」のヒロイン役でブレークした。おもな出演作に「チアーズ!」(00年)、「クライモリ」(03年)、「ファイナル・デス・ゲーム」(09年)などがある。
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2025年12月30日 13:00時点
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