岡田准一:真木よう子らと麻生元首相を警護「緊張しました」 映画「SP」完成披露

「SP THE MOTION PICTURE 野望編」完成披露試写会でリムジンで登場した麻生元首相(右から)と堤真一さん、松尾諭さん
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「SP THE MOTION PICTURE 野望編」完成披露試写会でリムジンで登場した麻生元首相(右から)と堤真一さん、松尾諭さん

 アイドルグループ「V6」の岡田准一さん(29)が29日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で行われた主演映画「SP THE MOTION PICTURE 野望編」(波多野貴文監督)の完成披露試写会に登場。劇中衣装の岡田さんは、共演の真木よう子さんと堤真一さん、本物のSP2人で、舞台上の約7メートルのロングリムジンから登場した特別ゲストの麻生太郎元首相を警護しながら、観客席まで案内した。舞台に戻ってきた岡田さんは本物の要人警護を終え、「いやあ、緊張しました。本当に、来ていただいてうれしいです」と笑顔。堤さんは車内で麻生元首相と何を話したか聞かれ、「えーと、日中関係のことを、質問しておりました」と答え、会場を盛り上げていた。

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 「SP」は、警視庁警護課第4係に所属する井上薫(岡田さん)が、一瞬で物事を映像として記憶する「フォトグラフィック・メモリー」や、残された足跡などから情報を得る「トラッキング」などの特殊能力と、武術、格闘技などで鍛えた肉体を駆使して要人を警護し、テロリストたちと戦う姿を描いたフジテレビ系の人気ドラマ。真木さんと松尾諭さん、神尾佑さんは井上の同僚SPを演じている。07年11月~08年1月に放送され、土曜日午後11時台ながら平均視聴率15.4%を記録。「野望編」は、テレビシリーズのラストで残された「謎」のその後を描いた物語で、香川照之さん演じる大物国会議員・伊達國雄が新たに登場し、映画のスケールにふさわしい重厚な物語が展開。堤さんの演じる係長・尾形総一郎の真の目的と、正義を追い求める井上の対決の行方が描かれる。舞台あいさつには、岡田さんと麻生さん、堤さん、真木さんのほか、松尾諭さん、神尾佑さん、波多野監督が登場した。

 岡田さんは「SP」のために3、4年前から習い始め、2年半前から本格的に指導を受けていたというフィリピン武術「カリ」とブルース・リーの生み出した武術「截拳道(ジークンドー)」で、28日にインストラクターの資格を取ったことを明かし、出演者から「師範!」と呼ばれると、頭を抱えて恐縮。堤さんは「岡田君は元々身体能力が素晴らしい。当然だろうな。体つきも前共演したときと格段に違う」と絶賛。劇中で出演者のアクション設計も担当したという岡田さんに「日本で唯一ステップからのひざげりができる女優さん」と紹介された真木さんは「師範(岡田さん)の指導は、丁寧で優しいけれど、できないと怖い」と答えたが、アクションにはすっかり夢中の様子で、「撮影が終わった時には(普通の)女優を辞めようかと思いました。アクション女優になります」と宣言した。

 岡田さんは「3年間、本当にお待たせしました。僕自身も早く続きが見たい。皆さんにごまかしがないものを作ってきたつもりです」と力強くアピールした。第1弾「野望編」は10月30日、続編「革命編」は11年春に全国ロードショー。(毎日新聞デジタル) 

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