龍が如く:「クロヒョウ」キャスト3人に聞く 人気アクションゲームドラマ化作品

ドラマ「クロヒョウ 龍が如く新章」に出演する(左から)石黒英雄さん、斎藤工さん、石田卓也さん
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ドラマ「クロヒョウ 龍が如く新章」に出演する(左から)石黒英雄さん、斎藤工さん、石田卓也さん

 人気アクションゲーム「龍が如く」の新シリーズ「クロヒョウ 龍が如く新章」のドラマ(MBS、TBS系)が5日からスタートする。夢も希望も持てずに暴力に対する自信だけで生きてきた若者たちが、ある事件をきっかけに、運命に翻弄(ほんろう)されていく姿を描く。主人公・右京龍也役を演じる斎藤工(たくみ)さん、親友の天馬役の石田卓也さん、後輩の春斗役の石黒英雄さんに話を聞いた。(毎日新聞デジタル)

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 ドラマ「クロヒョウ 龍が如く新章」は、ゲームの世界観を踏襲しながらもオリジナルストーリーを展開。ゲームにも登場し、ドラマでもストーリーの軸となる地下格闘場「ドラゴンヒート」が迫力あるセットで再現される。斎藤さんら3人のほか、女性陣では波瑠さん、西原亜希さん、また元K-1ファイターの魔裟斗さん、ゲーム版で声優に挑戦した岩城滉一さんも出演し、エネルギーほとばしるアクションドラマを盛り上げる。主題歌は、ロックバンド「RIZE」が楽曲「MUPPET」を提供する。

 斎藤さんは、役のオファーには「驚きました。自分の中では遠い役柄で、今回は“埋める”作業、役に対して自分がすべきことが山ほどあると思ったので、すごく“燃える”状況でしたね」と振り返る。撮影は、廃虚の中などでも行われたそうで「(暑さで)本当に溶けちゃうんじゃないかなと思うような状況が初日からあったりしました。でも、そういう状況も含めて生々しい感じになっていると思うんですよね。大変なんですけど、アクションにこれだけ時間をかけるドラマってほかにないと思うので、そこはストロングポイントだと思います」と胸を張る。

 石黒さんは、「龍が如く」シリーズの中の1タイトルを「サブストーリーまですべてコンプリートした」といい「すごく好きなゲームの中のひとつだったので、参加できてすごくうれしい。ゲームの中にないドラマのオリジナルキャラクターなので、『龍が如く』のテイストを崩さず、自分の中で新たなスパイスをうまく出せたら。ファンの期待を裏切らないように頑張りたい」と意気込んでいる。石田さんも「ゲームは元々知っていたし、映画は北村(一輝)さんがやってたんで、ドラマになるんだ、面白そうだなって思いましたね。(役柄は)龍也の親友で、すごくけんかっ早い、けんか好きな感じですね。すごく楽しく演じられてます。3人でいるシーンは何が起こるかわからないんで、楽しいですね」と明かす。

 見どころについて「やっぱバトルシーンかなと思いますね」という石田さんに、石黒さんも「やっぱり『龍が如く』なんで。ゴールデン枠では難しい、25時半(からの放送)でしか出せない、あのリアリティーさ。『龍が如く』ならではの雰囲気が伝わってくると思います」と自信を見せる。斎藤さんは「世界観として、いい意味で大衆的にしたくないですね。それが結果として、癖になって、いままでこういうテイストのドラマを見たことのない人も、なんだか見てしまうというふうになるんじゃないかなと信じて撮影に臨んでます。ぼくらも今後の全貌(ぜんぼう)を知らされてないので、楽しみですね。たぶん、いろんな謎や伏線が張ってあると思うので、それをぼくらも体感しながらやっていきたいと思います」と語っていた。

 ゲーム「クロヒョウ 龍が如く新章」は、巨大な歓楽街・神室町を舞台に元極道の男が活躍する「龍が如く」シリーズの名越稔洋・総合監督が手がけるPSP向けアクション・アドベンチャー。リアルに再現された神室町では、約100種類のサブストーリーやキャバクラなどのプレースポットも楽しめる。高良健吾さんや黒沢年雄さん、岩城さんが声優を務める。ゲーム版はすでに発売されており、マンガ版も「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載中。ドラマは5日から毎週火曜深夜1時25分(TBSの初回は同1時55分)放送予定。

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