水曜日のダウンタウン
電気イスゲームトーナメント 1回戦第2試合 ほか
11月20日(水)放送分
吸血鬼と人間の少女の禁断の恋を描いたベストセラーを映画化した「トワイライト」シリーズが11月12日、「金曜ロードショー」(日本テレビ系)で地上波初放送されることが11日、明らかになった。第1作「初恋」と全米初日興行収入で歴代トップに輝いた第2作「ニュームーン」を特別編集したスペシャルバージョン「トワイライト 金曜ロードショー特別版」として30分拡大放送の予定で、主人公の女子高生・ベラを演じる女優の桐谷美玲さん、ヴァンパイア・エドワードの声をウエンツ瑛士さんが吹き替えの舞台裏を明かした。(毎日新聞デジタル)
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−−ウエンツさんは吹き替えとしては2回目、アニメ以外では初めてですね。
ウエンツ 作品としても素敵なものでしたが、こういう洋画の吹き替えだと、役者の表情が見えるんで、台本を普通に読んだ感想と、役者の方の演技を見ることができ、すごく貴重な体験だったなあと、楽しかったです。
−−桐谷さんは声優初挑戦ですね。
桐谷 全く初めてです。全然、右も左もやり方が分からない状態で始めたので、本当にできるのかという不安がすごく大きかったんですけど、実際、隣でウエンツさんがいてくださるので、すごい引っ張ってくださって、最後はすごく楽しくなりました。
−−かなり2日間みっちりやられたとうかがいましたが。
ウエンツ 大分力が入りました。ずっとここにこもって、ここにずっと入ってベラとエドワードとしてずっとやってたんで、普通の会話を何もしてないんです(笑い)。
桐谷 そうですね。
ウエンツ だから今普通の声をちゃんと聞いたなって感じです。
−−2日間終えていかがでしたか
桐谷 すごい充実感が。本当に必死で体当たりでやってたんで、終った瞬間やったーって叫んだんですけど、自分がやり遂げられたっていう充実感と達成感がすごい大きいですね。
−−準備はされましたか?
桐谷 準備も何をしてよいのか分からなかったので、とりあえず、DVDと台本を見て、何となくのイメージはしていたんですけど、やっぱり本番を迎えて、実際やってみると全然できなかったので、監督やスタッフのみなさんに助けてもらって、こういうふうにやればいいんだよっていうアドバイスをいただいて、試行錯誤です。普段出したことのない叫び声とか「うっ」て声とかあったので、すごく難しかったです。
−−練習の仕方は?
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桐谷 家で、ちょっと「はぁ、はぁ」っていうのは合わせてみたんですけど、多くはここで監督にやっていただいて、そこで練習してって感じです。
−−俳優との違いを実感したところは?
ウエンツ 自分は、このせりふのときって、こういう言い方だなと自分が思っているのと真逆の演技をされているときがありました。愛しているっていう時も笑顔で言うのと、悲しい顔をして言うのと、どっちも意味としては通じるものがあると思うんですけど……。そういう別のアプローチの仕方を、見ながらやりながらすごく思いました。自分だったらこういうふうに言っちゃうっていう流れのパターンも録らせてもらいましたし、顔の表情に合わせたせりふの言い回しも録らせてもらいました。
桐谷 思ったのは、表情とか身振り手振りはすごく大事なんだなって思いました。声だけでやるのは相当大変で、視覚って大切なんだなって思いました。
−−今回の「初恋」と「ニュームーン」はヒット作ですが、見てみてどうでしたか?
ウエンツ 話は聞いていて、実際に見たことはなかったですけど、女の子の間ですごい人気だっていうことは知っていました。やっぱり見れば見るほどはまっていくって感じはしましたね。特に2人の雰囲気とか。あと恋愛ものはなかなか見たことはなかったのですが、この年になって、恋愛モノの楽しみ方がちょっと分かってよかったなって。
−−アプローチの仕方を参考にしたりとか?
ウエンツ いや、ドラキュラの話を参考にしてもうまくいかないと思うんですけど(笑い)。愛情表現だったりとか、いつか本当のドラマとかでもこういう話あるかもしれないんで、見せ方だったりとか、勉強にもなりましたし、単純に2作一気に見られるくらい爽快(そうかい)感もありました。
桐谷 私も実際見たのは初めてだったんですけど、周りとかではすごく「トワイライト面白いよ」って言われていた作品だったんで、今回やることがうれしかったです。ただ恋愛なだけじゃなくて、家族のお父さんとの親子のきずなだったりとか、ちょっとサスペンス的要素だったりとか、ヴァンパイアや狼男のようなファンタジーな要素だったりとか、1ミリも飽きないというか、いつもどきどきわくわくしていて、本当に楽しくて、エクリプスの公開が楽しみです。
−−ヴァンパイアを演じたことはないですよね? 共通点は少ないと思いますがどうでしたか?
ウエンツ バンパイアはないですね(笑い)。割と僕、今まで人間の役少ないんで……。のだめでも外国人でしたし、妖怪鬼太郎ですし、割と違和感なく(笑い)やれたかなあとは思うんですけど。やってて何となくその気持ちというか表情だったりとか、相手を見る目が鋭かったりとか、相手が寄ってきちゃうのは楽しめましたけど。
−−クールさを持つ現代っ子の美少女ベラとの共通点は?
桐谷 落ち着いているしゃべり方だったりとかは似ている部分もあったけど、美少女……。ベラはすごく可愛かったので、いいのかなあと思いながらやってましたけど。
−−俳優では見つけられなかったものを生かしていきたいとは。
ウエンツ (役が)バンパイアだったこともあると思うんですけど、ところどころの動きだったり目線だったりが人間ではないんですよ。そんな表情するか?とか、そんな目つきでずっと見てるか?みたいな。でも見ていてなんの違和感もないし、それで成立しているので、本当に気持ちとか心の準備さえできれば、割と行動とか動きってすごく自由なんだなって感じました。どういう表情をしていても思いさえあれば伝わるんだなってすごい感じました。
桐谷 アクションみたいな声とかを初めてやらせてもらったので、殴られたり、切られたりしたら今後に生かせていければいいなあと思います。
−−何気なく見る人にはどういうふうに聞いてもらいたいですか?
ウエンツ 個人的には気づいてもらいたい気もしますけど、気づかれちゃダメな気もしますし、今初めて(アフレコした映像を)見て自分だなって思いましたけど、これをみなさんに見ていただくときには、最後まで誰なんだろうっていう気持ちでいてもらったらうれしいですよね。
桐谷 ベラとしてみてほしいです。映画を見ている人とかイメージがあると思うんですけど、それでも桐谷美玲じゃなくて、ベラがしゃべってるんだ、気持ちで動いてるんだって思いながら見てもらえたらうれしいです。
−−アフレコ映像を見てどう思いましたか。
ウエンツ 美玲ちゃんうまいなあと思いました。(自分の部分の完成映像は)家で一人でひっそり見たいよって思いました。
桐谷 恥ずかしいです。すごい不思議な感じです。初めてみたので、びっくりしていて、客観というよりは、大丈夫かな私?って見ちゃいました。
−−一緒にやっていて途中から息が合っていくなという手ごたえは感じましたか?
ウエンツ もちろんそれもありましたし、そういうふうにセリフ言うんだっていうので、おれもこういうふうに言ってやろうって相乗効果で掛け合いの意味が出てきたなあって思いました。
桐谷 最初一人でやっていたんですけど、やっぱりそれとは違って、ウエンツさんが入ってこられて、一緒にやると、やっぱりすごく助けられるし、ベラもエドワードとの会話が多いので、気持ちの面でもすごくやりやすかったというか、掛け合いさせていただいてすごくよかったと思いました。
−−今後も声の仕事をしたいですか?
ウエンツ やっていきたいですね。やっていてすごく楽しいっていうのもありますし、他の声優さんの方々とやらせていただいたときに、もちろんお芝居としても技術の面でも一言の出し方とか、自分の中にないものばっかりだったので、まだまだやるべきことがたくさんあるなあと思って。ぜひチャンスがあれば。
桐谷 機会があるんだったらやらせていただきたいです。今回もすごい楽しかったですし、次は次で発見があるのかなあと思いますし、今回の経験をいかしていけたらいいなあと思います。
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2024年11月22日 14:00時点
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