注目映画紹介:「おまえうまそうだな」累計155万部の絵本がアニメ化 清史郎君が赤ちゃん恐竜役

映画「おまえうまそうだな」の一場面。(C)宮西達也/ポプラ社・おまえうまそうだな製作委員会
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映画「おまえうまそうだな」の一場面。(C)宮西達也/ポプラ社・おまえうまそうだな製作委員会

 累計155万部を突破した人気絵本作家・宮西達也さんの「ティラノサウルス・シリーズ」を映画化した劇場版アニメ「おまえうまそうだな」が16日公開される。凶暴な肉食恐竜のティラノサウルスが、草食恐竜の赤ちゃんと出会い、愛と友情、本当の強さに目覚める物語が軸で、恐竜好きの子供たちやメッセージに共感する保護者に支持される今秋一番の感動作だ。

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 ひょんなことから草食恐竜(マイアサウラ)のお母さんに育てられたハートは、自分の真の姿が肉食恐竜(ティラノサウルス)だということを知り、森を飛び出してしまう。ある日卵から生まれたばかりの草食恐竜(アンキロサウルス)の赤ちゃんを「お前うまそうだな」と、食べようとしたハートは、赤ちゃんに「お父さん!」「ぼく、ウマソウって名前なんだよね」と飛びつかれ、戸惑いながらもウマソウのために父親として振る舞うようになる……というストーリー。宮西さんの原作同名タイトル「おまえうまそうだな」に、シリーズ内の「あなたをずっとずっとあいしてる」「きみはほんとうにステキだね」を融合させていて、誰でも感動できる映画オリジナルのラストを描き出している。

 赤ちゃん恐竜・ウマソウの声を演じるのは、原作絵本の大ファンだという子役の加藤清史郎君。主役のハートは声優の山口勝平さん、ハートのおかあさんの声は女優の原田知世さん、ティラノサウルスのボス・片目のバクーは別所哲也さんが演じ、劇場版「ドラえもん」5作品や「劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲」などで内外に評価の高い藤森雅也監督が、絵本のキャラクターに新たな命を吹き込んでいる。

 映画は10月16日より、ヒューマントラストシネマ有楽町(東京都千代田区)ほか全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)

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