加藤清史郎:舞台あいさつをかけもち、次へ徒歩で移動 劇場版アニメ「おまえうまそうだな」初日

劇場版アニメ「おまえうまそうだな」の舞台あいさつ終了後に共演者らに見送られる加藤清史郎君
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劇場版アニメ「おまえうまそうだな」の舞台あいさつ終了後に共演者らに見送られる加藤清史郎君

 加藤清史郎君(9)が16日、映画館「ヒューマントラストシネマ有楽町」(東京都千代田区)で行われた劇場版アニメ「おまえうまそうだな」(藤森雅也監督)の初日舞台あいさつに登場。この日、別の出演映画の舞台あいさつにも登場するという大忙しの加藤君は、約200メートル離れた次の会場に徒歩で向かうため、舞台あいさつの後、劇場の外で共演者らに見送られて笑顔で出発した。

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 「おまえうまそうだな」は、累計155万部を突破した人気絵本作家の宮西達也さんの絵本「ティラノサウルス・シリーズ」の映画化。ひょんなことから草食恐竜(マイアサウラ)のお母さんに育てられた肉食恐竜のハートは、自分の真の姿を知り、森を飛び出してしまう。ある日卵から生まれたばかりの草食恐竜(アンキロサウルス)の赤ちゃんを「お前うまそうだな」と、食べようとしたハートは、赤ちゃんに「お父さん!」「ぼく、ウマソウって名前なんだよね」と飛びつかれ、戸惑いながらもウマソウのために父親として振る舞うようになる……という物語。

 赤ちゃん恐竜・ウマソウの声優を務めた加藤君は舞台あいさつで「学校で(原作の)本を見ていて何度見ても泣けると思ってた。(出演が決まり)うれしかったです」と笑顔で、「草食恐竜のウマソウが肉食のハートと一緒に暮らす役でちょっとおかしいかなと思うけど楽しんで」とアピール。司会から「加藤君が好きな阪神は今日から巨人戦ですね」と突然クライマックスシリーズについて振られると、急な振りに言葉に詰まりながら「頑張ってほしいと思います」とコメントしていた。

 またティラノサウルスのバクーを演じた別所哲也さん(45)は、隣に立った加藤君にじっと見上げられ、「そんなに大きい?」と照れ笑いで、大人になったら大きくなりたいという清史郎君に「よく食べて、よく寝て、よくしゃべり、よく遊んで、勉強すること」と大きくなるための秘訣(ひけつ)を伝授。清史郎君は「はい!」と元気よく返事していた。

 舞台あいさつには主役のハートを演じた声優の山口勝平さん(45)、ハートのお母さんの声を演じた女優の原田知世さん(42)、原作者の宮西さんも登場した。映画は16日から全国で公開中。(毎日新聞デジタル)

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