郷ひろみ:55歳の誕生日に武道館「今日から新しいステージ」 「花とみつばち」から新曲まで熱唱

誕生日の18日に武道館で全国ツアーの最終日を迎えた郷ひろみさん
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誕生日の18日に武道館で全国ツアーの最終日を迎えた郷ひろみさん

 1955年生まれの歌手の郷ひろみさんが、自身の55歳の誕生日の18日、日本武道館(東京都千代田区)で全国ツアー「HIROMI GO CONCERT TOUR 2010“55! 伝説”」の最終日を迎えた。“5”を意識した同公演は全国ツアーの55番目で、スパンコールたっぷりの黒いジャケットで登場した郷さんは、ライブ開始から5曲を一人で歌い上げ、「16歳でデビューして、いくつもの時間を超えて、ようやく55歳という場所にたどり着きました。今日からまた新しいステージが始まっていくんだな、という気持ち」と思いを語った。そして「僕にとって特別な瞬間を、皆さんと迎えられて本当にうれしい。郷ひろみのファンは最高です! 55歳の僕にしかできない最高の歌を届けたい」と、アンコールを含む全22曲で、約1万3000人のファンを魅了した。

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 公演は「55! 伝説FINAL~Big Birthday~」と題し、360度客席にアピールできるアリーナ中央の円形ステージと、この日だけの特別な曲目リストを用意。郷さんは「びっくりするような曲が出てきますよ!」とファンをあおった。「ゴールドフィンガー2001」では激しく情熱的なダンスを披露し、「よろしく哀愁」は花道をねり歩いて歌い上げた。「花とみつばち」を歌った後は、「思うように歌えなかった昔の歌を歌うのは戒めだと思っている。過去は消すことも忘れることもできないから、自分の過去を置いておける場所を作るのが、僕の過去に対する付き合い方」と振り返った。金色のスーツを着て臨んだ「How many いい顔」は、せり上がるタワーの上で熱唱し、ファンを絶叫させた。「2億4千万の瞳~エキゾチック・ジャパン~」では、1万3000人の「ジャパン!」コールに、花道を全力疾走して応えた。

 大歓声に迎えられたアンコールでは、郷さんが「この曲の間は、僕に肖像権はありません! 自由に写真を撮ってください」と宣言し、ファンへ1曲分の撮影会をプレゼント。花道のヘリに座ってポーズを取り、夢中でカメラや携帯電話を向けるファンへサービスした。ファンは、「ハッピーバースデー」を合唱して、郷さんにプレゼントした。2度目のアンコールに白いスーツで再登場した郷さんは「びっくりした。みなさんのエンドレスな『ハッピーバースデー』を感謝いっぱいの気持ちで聞いていました。本当にありがとう」と投げキッス。20日発売の新曲「愛している」を歌い上げ、「来年でとうとうデビュー40周年です。今日から始まる新たな1ページを皆さんと作りたい。僕の人生で最高の誕生日を迎えさせてくれて、ありがとう」とファンに感謝していた。

 ライブの模様は、「HIROMI GO CONCERT TOUR 2010“55! 伝説”FINAL~Big Birthday~」として、31日午後5時55分からWOWOWで放送される。(毎日新聞デジタル) 

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