岡田准一:「最後まで愛して」台風接近も600人が歓声 真木よう子らと「SP 野望篇」公開

「SP 野望篇」の舞台あいさつに登場した真木よう子さん
1 / 1
「SP 野望篇」の舞台あいさつに登場した真木よう子さん

 アイドルグループ「V6」の岡田准一さん(29)が30日、東京都内で行われた主演映画「SP 野望篇」(波多野貴文監督)の初日舞台あいさつに真木よう子さん(28)、堤真一さん(46)ら共演者と登場。岡田さんは「(昨晩は)眠れなかった。ドキドキしちゃって。僕にとっても7、8年の企画なので……。どういう反応が返ってくるかなと」と話し、同作が11年春に公開される「革命篇」との2部作であることから、「最後のSPまで愛して」と観客に呼びかけていた。

ウナギノボリ

 「SP」は、警視庁警護課第4係に所属する井上薫(岡田さん)が、一瞬で物事を映像として記憶する「フォトグラフィック・メモリー」や、残された足跡などから情報を得る「トラッキング」などの特殊能力と、武術、格闘技などで鍛えた肉体を駆使して要人を警護し、テロリストらと戦う姿を描いたフジテレビ系の人気ドラマ。07年11月~08年1月に放送され、土曜日午後11時台ながら平均視聴率15.4%を記録した。映画は、ドラマのラストに残された「謎」のその後を描いた。香川照之さん演じる大物国会議員・伊達國雄が新たに登場し、堤真一さん演じる係長・尾形総一郎の真の目的と、正義を追い求める井上の対決の行方が描かれる。 

 劇場には1万2000通の応募の中から選ばれた600人が訪れ、客席を通ってキャストが登場すると、大歓声を上げて出迎えた。岡田さんは「台風が接近している中、(初日の)一発目からみなさんに見てもらえるのは幸せ。アクションなど山ほどの壁があったのを乗り越えた中、見てもらえて本当にうれしい」と喜びをかみしめるように話し、映画のタイトルになぞらえて次の野望を聞かれると、「次の革命編まで見ていただくこと。重厚感のある作品に仕上がっている。誰が行動を起こすのかを楽しみに見ていただければ」と語った。

 真木さんは同作の見どころとなっているアクションについて「男の人と一対一でやるので、ウソが見えないようにしたいなと思っていた。3回けりを入れるシーンで、男の人をつかんでけるのが難しくって……。あれは厳しかったです」とけるポーズを披露しながら、振り返った。また松尾諭さん(34)が真木さんにビンタをされるシーンで自分のつばが真木さんの顔にかかったことを明かすと、真木さんは「汚い!と思ってイラッとしてバンと(ビンタを)やりました」とコメント。また堤さんは自身の役柄について「単なるいい上司だと思っていました」と苦笑いで、アクションについて「アクションは危ない!」と言ったり、次回作について「国会議事堂が出てきて、ああなってこうなってドーン!です」と語ったりするなど終始、ボケた発言を連発して観客の笑いを誘っていた。ほかに神尾佑さん(40)、波多野監督も登場した。(毎日新聞デジタル) 

映画 最新記事