04年の第1作以降、毎年ハロウィーンシーズンになると公開され、風物詩となっていた「ソウ」シリーズ。殺人ゲームの仕掛け人ジグソウ(トビン・ベルさん)亡き後も続いていた終わりのない死のゲームが、この7作目「ソウ ザ・ファイナル」(ケヴィン・グルタート監督)をもって完結。10月30日に日本と同時公開された米国では、興行ランキングで見事首位の座に輝き、大ヒット街道をばく進中だ。
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前作で、殺人ゲームに辛くも生き残ったボビー・デイゲン(ショーン・パトリック・フラナリーさん)。マスメディアに取り上げられた彼の元に、やはりゲームに生き残ったものの、その体験がトラウマとなった者たちが集まってくる。一方、ホフマン刑事(コスタス・マンディラーさん)とジグソウの妻ジル(ベッツィ・ラッセルさん)によるジグソウ後継者をめぐる争いも最終局面へ向かっていた……。
前作に引き続きグルタート監督が手がけた。今回の標的は、これまでのジグソウのゲームを生き残った者たち。彼らのうちの誰が生き残るのか。ジグソウが今作ではどのような役を担い、ホフマンとジルの争いの軍配はどちらに上がるのか。もちろん、ジグソウ亡き後の謎の後継者の正体も明かされ、さらに、「ソウ」以来、6年ぶりにドクター・ゴードン役のケアリー・エルウェズさんの名前がクレジットされているなど、見どころはてんこ盛りだ。
死んでも登場し続けるジグソウ役のベルさんをはじめ、「ソウ3」以降のレギュラー、ジル役のラッセルさんとホフマン役のマンディラーさんなどが出演。「ザ・ファイナル」をうたうだけあって、シリーズのサバイバーたちが姿を見せるのもファンにはうれしい。なお今作はシリーズ初の3Dでの上映となる。TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国で上映中。(毎日新聞デジタル)
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