マンガ「だめんず・うぉーかー」の作者で知られる倉田真由美さんと夫で映画プロデューサーの叶井俊太郎さんが12日、日本工学院専門学校(東京都大田区)で特別講義を行った。倉田さんは「若い方々仕事も恋愛も結婚もじゃんじゃん間違って。軌道修正できるので、最終的にいい仕事、パートナーを見つけてほしい」と呼びかけ、叶井さんは「皆さん若いから、何やってもいいんです。僕もむちゃくちゃで4回も結婚して、自己破産もしてますが、何とかなります。自己破産してもまた就職して一社員としてやってますから」と集まった学生に波瀾(はらん)万丈の勧めを説いた。
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特別講義は、スタジオジブリ作品のブルーレイディスク発売を記念して開かれもので、トークショー形式で行われ、クリエーターを目指す約500人の学生が聴講。叶井さんはスタジオジブリの宮崎駿監督や鈴木敏夫プロデューサーに、叶井さんが買い付けた映画についてタイトルを変更するようアドバイスされたエピソードなど、映画の買い付けについての裏話を披露。倉田さんはマンガとアニメーションの違いについて思うことなどを、マンガ家の視点で語った。
今回ブルーレイディスクとして発売されるのは「ホーホケキョ となりの山田くん」と「天空の城ラピュタ」の2作品。「となりの山田くん」のコピー「最初からあきらめてるのが、家族」にかけて、あきらめていることについて問われた倉田さんは、「他からみたらダメなとこいっぱいありますが、いやいやあきらめてることは少ないです」とのろけたが、「イラっとしたことは?」と聞かれると、「貸してるお金が返ってこないこと」ときっぱり。その後、叶井さんが「子ども手当てを気づかずに使って怒られました」と話し、笑わせた。また、イベント後に、前妻から訴訟問題の解決について叶井さんに声がかかると「まだですね」と明かした。
両作品は12月22日発売。各7140円。(毎日新聞デジタル)