ロンブー淳:「恋愛力で日本を魅力的に」早大大隈講堂で特別講義 政治と恋愛のすすめ

早稲田大で「恋愛学」の特別講義を行った田村淳さん
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早稲田大で「恋愛学」の特別講義を行った田村淳さん

 お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんが15日、開発を手がけたiPhone向けアプリ「恋愛偏差値・診断」の配信を記念して、共同開発者の森川友義・早稲田大教授と恋愛と政治に関する特別講義を同大学大隈講堂で行った。学生からの恋愛相談にも応じた田村さんは「『恋愛力』は『人間力』にもつながる。恋愛力を付けた人が増えたら日本の魅力ももっと増すと思うので頑張ってほしい」と約1000人の早大生たちに訴えた。

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 「恋愛偏差値・診断」は、田村さんと同大学で「恋愛学」の講義を行っている森川教授が共同で開発。田村さんが提案した設問を森川教授が学術的に解析し、「女性誌をいくつ知っているか」など男女別に10の設問に回答し、顔をカメラで撮影した後で、設問の結果と顔の左右対称比を基に「恋愛偏差値」を決定。最後には結果に合わせて田村さんや森川教授による恋愛に関する格言が表示される。アプリは350円で、アップルの「App Store」で配信、22日までは特別価格の230円で提供する。

 講義では、「今の政権には期待できないか」「日本は弱い国になってしまうのか」「モテる人とモテない人は何が違うのか」の三つのテーマで、学生からの意見も交えながら田村さんと森川教授が激論を交わした。最近の政治情勢について田村さんは「外交は自民党の方がうまくやれていたのでは。ただ、有権者も一票を投じているのだから政治家だけではなく有権者も意識を改革しないといけない」と持論を展開。自身が政治家になるかについては「今のところ出るつもりはないです」と話した。

 「モテる人とモテない人は何が違うのか」というテーマに、田村さんは「男女でモテるための力は違う。『男子力』は、自分が好きな人に告白して振り向いてもらえる力。『女子力』は意中の相手に告白させる力」と定義し、「モテる人は年中モテることを考えている。自分も小学校のころからモテたいと思って、(足が速くなるために)朝の6時から駆けっこの練習をしていた。中学になってからは面白い人がモテると考えて、学級委員でもないのに学級会の司会をやったりした。女子のトレンドに合わせて動いていましたね」と生まれついてのモテ男ぶりを明かした。

 携帯メールの書き方について聞かれた田村さんは「メールは本人とのギャップが大事。自分のことがチャラいなという人は絵文字を使わず、まじめだと思われている人がどんどん使うと、そのギャップが相手にミステリアスな印象を与える」と解説した。また、「都合のいい女になってしまう」という相談には「相手の好みに合わせていくうちに、どんどん面白みのない人になってしまう。女性は自分から動いたら負け」と分析、「異性が何を求めているかを考えるべきだ。信用できる男友達を見つけること。本当は中性的な“オネエ系”がいい」とアドバイスした。

 同アプリでも恋愛偏差値74を記録し、“恋愛ハーバード級”と認定された田村さんは、さまざまな恋愛テクニックを披露していたが、最後に森川教授が「Aさんとの関係は?」と、破局した安室奈美恵さんとの関係を思わせる質問を唐突にぶつけると、田村さんは「ダメです」と動揺して会場の笑いを誘った。講義は動画配信サイトのUSTREAMで生中継され、ツイッターからの質問も受け付けた。(毎日新聞デジタル)

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