タレントの中川翔子さん(25)が、11年3月12日に公開されるディズニー50作目の劇場版アニメ「塔の上のラプンツェル」(バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ監督)の日本語吹き替え版で主人公ラプンツェルの声を担当することが17日、明らかになった。
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原作はグリム童話の一編で、高い塔の上に暮らし、驚くほど長い髪を持つ“髪長姫”のラプンツェルを中心に、ディズニーが新しい物語を作り上げた。
この作品の日本の宣伝プロデューサーの百合草太郎さんは、米国本社で映画を見た瞬間に、「このヒロインのボイスキャストは、しょこたん以外に考えられない!」と、帰国後すぐに中川さんにラブコール。さらに「貪欲(どんよく)」を座右の銘とする中川さんは、常に何事も恐れずに新しいことにチャレンジし、自分らしさを追求し続けている姿が主人公ラプンツェルの性格と一致したことから、全スタッフからの賛同を得、またラプンツェルの美しい声質との調和を判断する米国の本社製作スタッフの厳しい審査もクリアした。
中川さんは「決定した瞬間は時が止まったように感じました。まだ夢の中にいるようで信じられないくらいうれしいです」と大喜び。長編アニメの主役を担当するのは初めてで、新たな挑戦に「ディズニーアニメということだけでなく、50作目の記念作品ということでプレッシャーや緊張もありますが、台本を読んだだけで、ラプンツェルの冒険に心が高鳴りました。素晴らしく、ビックバン!感動しました!! これから毎日、毎日インスピレーションを高めて貪欲に取り組みたいと思います」と意気込みを語っている。
ストーリーは、深い森に囲まれた高い塔の上に暮らし、自由に操れる不思議な長い髪を持つラプンツェルは、18年間一度も塔の外に出たことがなく、母親以外の人間に会ったことがなかった。そんな彼女の楽しみは、自分の誕生日になると遠くの空に浮かぶ神秘的な“あかり”を見ること。成長するにつれ、彼女はあかりへの好奇心を抑え切れなくなっていた。そんな時、大泥棒フリンが追っ手を逃れて塔に侵入。この偶然の出会いからラプンツェルは自身の秘密を解き明かす冒険の旅に出る。「トイ・ストーリー」(95年)や「バグズ・ライフ」(98年)を監督し、その後「モンスターズ・インク」(01年)や「カーズ」(06年)の製作を担当したジョン・ラセターさんが製作総指揮を務める。11年3月12日に全国で公開。3D版も同時公開予定。(毎日新聞デジタル)
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