高橋克典:刑事もの連ドラ初主演 ドラマ「悪党」で史上最悪の“凄ワル刑事”に 

ドラマ「悪党」に主演する高橋克典さん=ABC提供
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ドラマ「悪党」に主演する高橋克典さん=ABC提供

 俳優の高橋克典さんが、11年1月スタートの連続ドラマ「悪党~重犯罪捜査班」(ABC、テレビ朝日系)で、刑事ものの連続ドラマに初主演することが17日、明らかになった。神奈川県警の全警察署の中でナンバーワンの検挙率を誇る「横浜港町警察署刑事課第四係」の刑事たちの活躍を描く骨太の刑事ドラマで、高橋さんが演じるのは、事件解決のためなら手段を選ばぬ第四係主任の巡査部長・富樫正義(まさよし)。テレビ朝日系の刑事ドラマ史上で「最も非道」=“凄(すご)ワルな刑事”だといい、高橋さんが新たなダーティーヒーローを“ハード”に“クール”に演じていく。

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 「悪党」とは、高橋さん演じる富樫が率いる第四係の刑事たちのこと。「第四係」は、神奈川県警の全警察署の中でナンバーワンの検挙率を誇るツワモノぞろい。事件解決のためなら手段を選ばない非道な刑事たちが、狙った巨悪に迫るため、ほかの悪をも利用し、法を犯すスレスレの行動で、犯人を追い詰める。そんな逸脱した行動を取りながらも、最後には必ず巨悪を挙げる(逮捕する)。常識やありきたりなやり方では通用しない悪に対し、「目には目を」で立ち向かうという異色の刑事ドラマ。

 第四係のメンバーには、内山理名さん、鈴木浩介さん、平山浩行さんらを起用。内山さんは、これまでにない屈折した女刑事役で新境地を開拓していく。刑事課の課長・石黒孝雄には梅沢富美男さんを配し、第四係にやってくる正義感あふれるエリートの新係長・里中啓一郎を小泉孝太郎さん、里中を横浜港町署に送り込んだ神奈川県警警務部長・前島隆造を村上弘明さんが演じる。この里中の人事の裏には大きな野望が隠されているといい、前島は第四係の運命のカギを握る人物になりそうだ。ドラマは1話完結で、スリリングな謎解きとダークな展開で、見応えのある骨太なストーリーになるという。

 高橋さんは「このドラマのお話をいただいた時、刑事なのに『悪党』というタイトルは、こういう時代に正直いかがなものか、と思いました。最近まで前の作品に集中していたので、具体的な役作りはこれから。富樫をどんなキャラクターにするかクランクインまでじっくり考えていきたいです」と意気込み、「富樫が率いるチームのメンバーを演じる俳優陣は、みなさんそれぞれ個性的な魅力を持たれた方ばかり。どんなチームが誕生するのか楽しみです」とコメントしている。

 テレビ朝日の中込卓也プロデューサーは「悪さを漂わせながらも、強い正義を持った男……高橋克典さんしかいないと思いました。というよりも、このドラマの企画自体が克典さんをイメージしたところから出発しているといっても過言ではありません。競演も“悪”ではなく“正義”のイメージが大きい方たち。そんな方々のワルぶりをご堪能ください!」と語っている。ドラマは11年1月から毎週金曜午後9時~同54分に放送予定。主題歌はロックバンド「S.R.S」の「Real Lie」、オープニング曲は韓国の5人組ガールズグループ「4minute」を起用する。(毎日新聞デジタル)

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