朝日放送:「お笑い60年史」歴代王者が語るM-1舞台裏、視聴率64%!「てなもんや三度笠」も

「ABCお笑い60年史」に登場したM-1王者4組。(後列左から)「サンドウィッチマン」「パンクブーブー」(前列左から)「中川家」「フットボールアワー」と司会の今田耕司さん(右)=ABC提供
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「ABCお笑い60年史」に登場したM-1王者4組。(後列左から)「サンドウィッチマン」「パンクブーブー」(前列左から)「中川家」「フットボールアワー」と司会の今田耕司さん(右)=ABC提供

 朝日放送(ABC)は23日、開局60周年記念番組「ABCお笑い60年史 てなもんやからM-1まで いま明かされる秘伝説」を放送する。同局に残る秘蔵映像でお笑い番組の裏に隠された伝説の数々を約4時間で徹底紹介する。

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 「栄光のコメディ伝説」では、ABCコメディーの第1弾「ダイラケのびっくり捕物帖」から、最高視聴率64.8%を記録したオバケ番組「てなもんや三度笠」などを紹介。「吉本コメディ編」では、明石家さんまさん主演の「さんまの駐在さん」の熱狂的な人気ぶりを振り返り、池野めだかさんはアクシデントから生まれたというギャグ“カニバサミ”誕生秘話を語る。

 「視聴者参加バラエティ伝説」では、清水圭さん、故松本竜介さん、トミーズ雅さんがアタッカーとして出場した伝説のデート番組「ラブアタック」を紹介。「プロポーズ大作戦」では、名物コーナー「フィーリングカップル5対5」で活躍した電光掲示板の大型テーブル誕生の裏側に、ある地方に伝わる男女の遊びがあったことが明かされる。また、「新婚さんいらっしゃい!」では、司会の桂三枝さんが登場。40年、放送回数2000回、最高視聴率32.5%という数々の伝説を誇る同番組の「爆笑名場面集」を放送。三枝さんの見事なコケに、後輩芸人たちが挑戦する。

 三枝さんに桂ざこばさんも加わった「落語スター伝説」では、「米朝ファミリー和朗亭」「枝雀寄席」「浪花なんでも三枝と枝雀」「らくごのご」などABCの伝説の落語番組を紹介。故桂枝雀さんの逸話について、三枝さんとざこばさんが語る。

 「深夜バラエティ伝説」では、平日深夜11時17分から始まる「ナイトinナイト」の歴史を、曜日別に振り返る。平均視聴率20.1%、最高視聴率は何と32.2%という怪物番組「探偵!ナイトスクープ」が、「コメントフォロースーパー」を初めて出したという歴史や、「謎の爆発卵」「ゾンビを待つ3姉弟!?」など爆笑VTRを一挙公開する。

 「漫才スター誕生!伝説」には、「ザ・ぼんち」と「オール阪神・巨人」が登場。漫才ブームの中心にいた2組は、「4年間、1日も休みがなかった」「飛行機で大阪~東京を1日2往復半した」をはじめ、ヘリコプター移動でのアクシデントや、羽田空港で発覚したトリプルブッキングなど当時の熱狂ぶりを振り返った。1980年にスタートした「ABCお笑い新人グランプリ」では、未知やすえさんや木村祐一さん、小籔千豊さんらピン芸人の漫才時代の映像も。島田紳助さんに影響を受けたという「ダウンタウン」がトークする初々しい姿も放送される。

 若手漫才スターを発掘しようというABCと、紳助さんが生んだ「M-1グランプリ」では、「サンドウィッチマン」「パンクブーブー」「中川家」「フットボールアワー」の歴代王者4組が集結。今年10年目のメモリアルイヤーを迎えるM-1の歴史を、秘蔵映像と共に振り返りながら、歴代王者が「M-1の舞台裏」を明かす。大会審査委員長の紳助さんからコメントも披露される。

 司会は今田耕司さんとご意見番の月亭八方さんで進行。放送は23日午後2時から。同午前9時55分からは、特別番組第1弾として「関西2200万人が選ぶABC思い出の番組・名場面リクエストNO.1」を放送。「コメディー・演芸」から「スポーツ」まで五つの部門で、リクエストナンバーワンの名シーンを発表する。いずれもABCのみの放送。(毎日新聞デジタル)

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