芦田愛菜:映画「阪急電車」で宮本信子と59歳差共演 地元兵庫ロケ「楽しみ」と

映画「阪急電車」に出演する芦田愛菜ちゃん
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映画「阪急電車」に出演する芦田愛菜ちゃん

 有川浩(ありかわ・ひろ)さんの小説を女優・中谷美紀さん(34)主演で映画化した「阪急電車」に、人気子役の芦田愛菜(まな)ちゃん(6)が出演することが明らかになった。愛菜ちゃんは、曲がったことが大嫌いな老婦人・時江役の宮本信子さん(65)の孫娘・亜美役を務める。

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 「阪急電車」は、有川さんが隔月刊の文芸誌「papyrus」(幻冬舎)で連載した連作短編。兵庫県の宝塚駅から今津駅までを15分で結ぶローカル線の阪急今津線を舞台に、主人公や女子大生、おばあさんと孫娘、主婦、女子高生、オタク大学生ら乗客たちのさまざまな人生を描いた群像劇。結婚式の引き出物袋を手にした白いドレス姿の女が、宝塚南口の駅から電車に乗り込む。今にも泣きだしそうな表情の女は、恋人を奪われ、復讐(ふくしゅう)に燃えて結婚式に押しかけたが、追い出されてきたのだった……というストーリー。

 26日から兵庫県宝塚市でクランクインしており、兵庫出身の愛菜ちゃんは「大好きな阪急電車にたくさん乗れるのがすごく楽しみです」とうれしそうで、「有名な役者さんたちと一緒に映画に出るのは緊張するけど、あこがれの宮本さんと一緒に頑張ります」と意気込んでいた。一方、愛菜ちゃんと59歳差の共演が決まった宮本さんも「阪急電車と共に人生を歩んできた時江役、地元の方々に共感していただけるよう、全力投球で演じさせていただきます。可愛い愛菜ちゃんとの共演も待ちきれません」と抱負を語っている。

 有川さんは、雑誌「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)で好きな女性作家第2位に入り、小説「図書館戦争」は08年の星雲賞を受賞し、アニメ化もされた。脚本は「いま、会いにゆきます」(04年)の岡田恵和さんが担当する。映画は、関西テレビと読売テレビの共同製作で、11年4月から全国東宝系で公開予定。(毎日新聞デジタル) 

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