ソーシャルゲーム世界最大手米ジンガの日本法人ジンガジャパンは1日、ソーシャルゲームを日本で本格展開すると発表した。第1弾として世界で5000万人以上が遊ぶソーシャルゲーム「FarmVille(ファームビル)」を日本向けに改良した携帯用ソーシャルゲーム「ファームビレッジ」を同日からmixiアプリで展開する。
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同日開かれた会見には、ソフトバンクの孫正義社長とミクシィの笠原健治社長が駆けつける“最恵国待遇”で同社を絶賛。孫社長は「フェースブックの利用者がグーグルを抜いたと報じられているが、そのトラフィックの3分の1はジンガだ。米ヤフー、グーグル、マイクロソフト、アップルも、ジンガだけは特別待遇をしている。ジンガを得たものがユーザーを得る」と話し、同社の重要性を強調していた。
ジンガは、07年に設立した世界最大のソーシャルゲーム会社で、従業員数は1400人以上。同社のソーシャルゲームの月間利用者数は2億以上を誇る。ジンガジャパンは、01年に設立されたゲーム会社「ウノウ」をジンガが買収した。ソフトバンクも出資する予定。
ゲーム「ファームビレッジ」は、作物を植え、動物を育てて農場を大きくしていくゲームで、農園作業を手伝ったり、プレゼントをするなど友達同士で交流を図る。面白さを第一に考える従来のゲームよりも、人間関係を重視した「ソーシャル性」に重きを置いているという。ジンガジャパンのロバート・ゴールドバーク社長は、日本市場の展開について「ソーシャルゲームは、(日本に従来ある家庭用ゲーム機と)コンセプトが違う。従来のゲームと共存して広がっていくと思う」と自信を見せた。(毎日新聞デジタル)
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