クイーン：結成40周年、フレディ没後20年で名盤再発売　11年1月から

　11年に結成40周年を迎える英ロックバンド「Queen（クイーン）」のベスト盤「グレイテスト・ヒッツ」「グレイテスト・ヒッツVOL．2」が11年1月12日、ユニバーサル・ミュージックから2作品同時に発売される。デジタル配信もスタート予定。11年はボーカルのフレディ・マーキュリーさんの没後20年にもあたり、年間を通じて名盤の再発売が行われる。今回はその第1弾。

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　「クイーン」は、71年にマーキュリーさん、ギターのブライアン・メイさん、ベースのジョン・ディーコンさん、ドラムのロジャー・テイラーさんのメンバーとなり、73年にデビュー。マーキュリーさんの比類ない歌声やパフォーマンス、重厚なギターオーケストレーション、美しいコーラスなどの華やかなサウンドで人気を博した。91年にマーキュリーさんが45歳で病死して以降も解散は表明しておらず、英ロック歌手のポール・ロジャースさんとメイさん、テイラーさんで「クイーン＋ポール・ロジャース」として活動を行うなどしている。「ボヘミアン・ラプソディ」「伝説のチャンピオン」などのヒット曲があり、全世界でのアルバム総売上数は1億7000万枚を超える。

　「クイーン」は今年、ユニバーサル・ミュージック・グループと長期独占契約を締結。同社との契約は北米地域以外の全世界を対象とするものでメイさんは「僕らのキャリアが新たな局面を迎えることができ、とても興奮しています。新しいレコード会社には、新しいアイデアと新しい夢がありますから」とコメントしている。

　「グレイテスト・ヒッツ」は81年に発表された初めてのベスト・アルバムで74～80年のヒット曲「ボヘミアン・ラプソディ」「キラー・クイーン」「ドント・ストップ・ミー・ナウ」「輝ける7つの海」「伝説のチャンピオン」などを収録。日本盤ボーナス・トラックとして77年に発表された「手をとりあって」も含め、全18曲を収録した。「グレイテスト・ヒッツVOL．2」は91年に発表されたベスト・アルバムの第2弾で81～91年のヒット曲「アンダー・プレッシャー」「RADIO　GA　GA」「イニュエンドウ」「ハマー・トゥ・フォール」「ショウ・マスト・ゴー・オン」のほか、日本盤ボーナス・トラック「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」を含む18曲を収録。いずれも最新リマスター音源を使用し、日本盤のみSHM−CD使用が採用されている。各2200円。（毎日新聞デジタル）